台湾 馬総統、日本に自由貿易協定締結を呼びかけ

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 台湾の馬英九総統は8日午前、日本の議員連盟・日華議員懇談会で幹事長を務める藤井孝男参議院議員ら一行と会見した。
 
 馬総統は、台日関係は大変密接であり、長い歴史上で歴史に対する見方が完全に一致していないとはいえ、いずれも八田與一氏の台湾に対する素晴らしい貢献は認めていると話した。さらに、先ごろ、馮寄台駐日代表が日本の天皇主催の「春の園遊会」に招かれたことに触れ、天皇は台湾からの被災地支援に感謝しており、台湾は今後も被災地への支援において日本と協力していく意向を天皇陛下に伝えたと述べた。
 
 また、台日の経済貿易分野における関係強化について、FTA(自由貿易協定)締結を日本側と検討していけるよう呼びかけ、日華議員懇談会が台日関係の増進に果たしている役割を評価すると共に、新任駐日代表の沈斯淳氏の関連の業務推進に協力してくれるよう要請した。そして、亜東関係協会(台湾の対日本窓口機関)の廖了以会長と沈駐日代表が力を合わせることで、台日関係をまったく新しい段階に導けるだろうと期待した。