台湾鉄道2012~2013年の年末年始輸送旅客数が過去最高を記録

0

交通部台湾鉄路管理局(台鉄)は1月3日、年末年始連休期間(2012年12月28日~2013年1月1日)の旅客数は364万人で、一日あたりの平均で約72万人に達し、連休期間中の旅客輸送量としては過去最高を記録したと発表した。

 

台鉄の発表によれば、これは年末年始連休に伴う帰省輸送と各地での年越しイベント開催に伴う行楽輸送に対応する為、列車の増結と増発を行った事が主な原因ではないかとしているが、この他にも、12月14日に蘇花公路で発生した土砂崩れに伴う道路交通寸断により、代替輸送需要が発生した事も旅客数増加に影響したとみられる。

 

特に年越しイベント参加者の利用が多かった12月31日は旅客数が77万人に達し、2011年12月31日と比較しても18.3%増加した。この連休期間中、台鉄は合計266列車を増発、704車両が増結され、その内、慢性的な混雑に悩む東部幹線では120列車を増発、463車両が増結された。

 

また昨年12月17日に累計旅客数が2億人を突破した台湾高速鉄道(高鉄)に於いても、今年1月1日の利用旅客数が21万2千人に達し、こちらも一日あたりの旅客数としては過去最高を記録した。台鉄と高鉄は今年2月の旧正月期間に於いても同様に列車の増発または車両の増結を行う考えで、増加する帰省客輸送に対応する構えだ。