蓮舫参院議員が来台 自分のルーツ探す旅

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内閣府特命担当大臣や公務員改革担当大臣を歴任した蓮舫参議院議員が非公式で來台、祖父が住んでいた台南を訪問した。

 

蓮舫氏の祖父謝達淋氏は台北医学専門学校を卒業後、台南市白川区で医療に従事しており、父の謝哲信氏も同地の出身。蓮舫氏はこれまで台南を訪れたことはなく、今回が初の訪問となった。訪問にあたっては、陳水扁政権下で外務部長を務め、蓮舫氏と親戚関係にある野党民進党の陳唐山立法委員が協力し、旅行の手配を引き受けたほか、台南へも同行した。

 

16日午前には陳唐山立法委員と王定宇台南市議員らとともに台南市の旧台南知事官邸を訪問、その後は国立文学館や旧台南市警察署、台南市消防分隊、旧南区気象台など、日本統治時期に建設された建物を参観。本来予定にはなかった台南孔子廟にも足を運んだと言う。午後には烏山頭ダムと日本統治時代農業水利事業の功労者である八田与一の記念館を参観したほか、白川区の祖父の旧家があった場所も訪問した。

 

今回の訪問は非公式と言うこともあり、一部を除いて非公開での旅行となったが、頼清徳台南市長は「日本で活躍なさっているのは台南人としての誇りだ。今後もたくさん帰って来てほしい、台南市民は歓迎します」と語った。