女性は大事な戦力

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~国際女性デー向け会見で馬総統~
 行政院内政部は3月8日、今年の国際女性デーに対する記者会見を開き、台湾における女性権利の成果を発表した。会見で馬英九総統は「政府は女性の地位が向上するための措置を積極的に推進しています。また、男女平等な社会が作られることを望んでいます。女性は台湾を進歩させる大事な戦力であり、政府として引き続き女性地位向上を推進していきたい」とし、また「政府は絶え間なく性別平等の抜本的改革に力をいれている。民法の改正を行い、夫人法の制定まで一歩一歩夫人の権益を拡大させます」と話した。
 国連の発展計画署(UNDP)が行った性別発展の評価「性別の不平等指数(GII)」によると、台湾はスウェーデン、オランダ、デンマークなどのヨーロッパ諸国の次ぐ第4位。現在台湾は国連から脱退しているが、国際的な取り組みには積極参加。昨年施行の「全ての形式で婦人差別を取り除く公約(CEDAW)」に対して今後、国際情勢に合わせて取り組んでいく姿勢を示した。
 内政部によると、政府が積極的に女性地位向上を推進してきた結果、台湾女性の労働率が2000年の46%から2012年の50.19%に上昇し、初めて50%を超えたと公表した。また前日の3月7日に米・マスターカード・ワールドワイドが発表した「女性の社会進出度調査」によると、台湾は総合64.7で、2008年の58.8から大きく上昇した。アジア太平洋地域14カ国の中で5位。香港63.3、中国61.5、韓国49.7、日本は48.1の順で台湾は第1位だった。