「日本の祭りin石川2013」で台南市「 八家将」が脚光浴びる

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八家將~1
八家將

一般財団法人地域伝統芸能活用センター、石川県、金沢市が主催(※)した、地域伝統芸能全国大会「日本の祭りin石川2013」が、金沢市内で10月5日、6日5と2日間にわたって盛大に開催された。

同イベントは、金沢市の本多の森ホールのほか、県立音楽堂、金沢城公園の3会場で実施され、石川県はもとより全国の祭りや伝統芸能が披露された。1993年に第1回が開催されたが、以来、20年ぶりの石川県での開催となった。県内全19市町及び全国59団体が出演したほか、海外からゆかりの深い、台湾、韓国からの参加もあり、とりわけ注目を浴びていた。

各会場では、千葉市の「おどり花見」、福井の「勝山左義長ばやし」秋田県のなまはげ踊りなどが演じられた。台湾からは八家将(台湾台南市)が披露された。八家将とは、主神を守る8人の武将を指す。様々な厄災を払うものとして人々から尊敬され、信仰の対象となっている。台湾の民族文化の代表のひとつ。京劇のような華やかな衣装を身にまとった8人のパフォーマンスに観客は大いに沸いた。

台湾の同イベントへの参加の背景には、2011年10月5日の台南市議会と石川県議会との友好交流協定締結があるが、これは、台湾人にその功績を今なお広く讃えられている、台南市・烏山頭ダムの設計者、八田與市・技師(石川県出身)の存在による。

※後援:国土交通省、観光庁、経済産業省、文化庁、農林水産省、総務省、日本政府観光局(JNTO)、日本放送協会、協力:公益社団法人日本観光振興協会、公益社団法人全日本郷土芸能協会、一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会、高円宮殿下記念地域伝統芸能賞協賛:公益財団法人東日本鉄道文化財団、東海旅客鉄道株式会社、西日本旅客鉄道株式会社