台湾シリーズ、4勝0敗の圧勝で統一ライオンズが制す

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台湾プロ野球、前期覇者義大ライノスと、後期覇者統一ライオンズの対戦となった「台湾シリーズ(総冠軍賽)」は、4勝0敗で統一が制した。後期を見事な逆転劇で制覇した統一は、その勢いをシリーズでも発揮。

初戦は、費古洛投手と林英傑投手の先発となったが、統一の打線が爆発、13安打を放ち10−7で先勝。2戦目は、統一先発の羅錦龍投手が試合を作り、同点で迎えた8回、暴投や高國慶選手のタイムリーで勝負を決めた。

3戦目は中盤、義大が一時リードする展開となったが、8回に統一が相手チームのエラーで同点に追いつき、9回には高國慶選手のタイムリーで勝ち越しに成功した。連勝で優勝に王手をかけた4戦目は、延長戦にもつれ込む展開となったものの、延長11回、一挙7点を挙げる猛攻で9−2として、4連勝で台湾シリーズを制した。シリーズ打率が.467と好調を維持し、3・4戦目で最優秀選手に輝いた高國慶選手が「シリーズMVP」を受賞した。

高國慶選手は「MVPは自分ではないと思っていた。この優勝はチーム全員で勝ち得たもの。アジアシリーズもこの調子で結果を出したい」と喜びを語った。

統一ライオンズと交流関係にあり、特に高國慶選手と親交が深い日本人タレント・阿松氏は、今回の優勝について「シーズン後半の勢いをそのまま保ち、一気に決着をつけたことが大きい。高志綱選手の経験と冷静さも牽引力となった。特に高國慶選手は乗ると、相手チームにとっても最も脅威的なバッター。爆発力のある高國慶選手が波に乗れたことは大きい」とコメントした。統一は11月15日から台中市で開催されるアジアシリーズで、日本や韓国等の覇者と対戦する。

台湾シリーズを制した統一ライオンズ
台湾シリーズを制した統一ライオンズ

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