明治大学マンドリンOB倶楽部が日台交流チャリティコンサートを開催

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明治大学マンドリンOB倶楽部の演奏(写真提供:明治大学マンドリンOB倶楽部)
明治大学マンドリンOB倶楽部の演奏(写真提供:明治大学マンドリンOB倶楽部)

今年で創部35周年を迎えた明治大学マンドリンOB倶楽部は4月19日、「日台交流チャリティコンサート〜東北復興応援慈善演奏会〜」を東京・文京シビック大ホールにて開催した。明治大学マンドリンOB倶楽部はこれまで3回にわたり台湾公演を行ってきたが、日本で行う日台交流のコンサートは今回が初めてのことである。明治大学マンドリンOB倶楽部幹事長・秀間修一氏は「今回の開催は、これまで台湾招聘にご尽力いただいた方々への感謝の意を込め、日本と台湾の交流がより一層促進されることを祈念し、併せて、大震災に見舞われた東北地方の復興を応援することを目的としてこのコンサートを企画した」と述べている。チケットの売り上げの一部は、開催趣旨に則り台湾の財団法人士心文教基金会と台日文化芸術協会、東北復興支援事業に寄付されるため、公演中に舞台上で寄付金の贈呈式も行われた。

ソプラノ歌手の呂麗莉さん(写真提供:明治大学マンドリンOB倶楽部)
ソプラノ歌手の呂麗莉さん(写真提供:明治大学マンドリンOB倶楽部)

 

サキソフォン奏者の陳國朗さん(写真提供:明治大学マンドリンOB倶楽部)
サキソフォン奏者の陳國朗さん(写真提供:明治大学マンドリンOB倶楽部)
日本の演歌を得意とする個性派歌手の鄭琇月さん(写真提供:明治大学マンドリンOB倶楽部)
日本の演歌を得意とする個性派歌手の鄭琇月さん(写真提供:明治大学マンドリンOB倶楽部)
日本舞踊家の林汶玲さん(写真提供:明治大学マンドリンOB倶楽部)
日本舞踊家の林汶玲さん(写真提供:明治大学マンドリンOB倶楽部)

日台交流ということで今回の公演には台湾からのゲストとしてソプラノ歌手の呂麗莉さん、日本の演歌を得意とする個性派歌手の鄭琇月さん、サキソフォン奏者の陳國朗さん、日本舞踊家の林汶玲さん及び玲蘭日本舞踊グループが招かれ、マンドリン演奏との見事なコラボレーションを魅せた。演奏曲目は台湾と日本の両国で活躍していたテレサテンさんの楽曲や、明治大学マンドリン倶楽部の創設者である作曲家古賀政男さんの楽曲。どれも昔懐かしいメロディーであったため演奏中に一緒に口ずさむ観客や涙ぐむ観客の姿も見受けられた。また、一部の最後には東日本大震災の復興を応援するために制作されたチャリティーソング「花は咲く」を会場全体で合唱し、東北へエールを送った。

 

会場中で「花は咲く」を合唱(写真提供:明治大学マンドリンOB倶楽部)
会場中で「花は咲く」を合唱(写真提供:明治大学マンドリンOB倶楽部)

前日の18日には東京ドームホテルにて、台湾から足を運んだ関係者への歓迎会が行われ、約70人が参加。ゲストの鄭琇月さんは歓迎会で「私が唄う『柔』という曲は幼い頃、最初に覚えた日本の曲なので思い入れがある。心をこめて唄い、日本の皆さんへ届けたい」とコンサートへの意気込みを語った。また、同じくゲストの陳國朗さんは「今回はお招き頂いたことを大変光栄に思う。貴重な舞台なので精一杯がんばりたい。そして、すこしでも日台の関係に貢献できればと思う」と述べた。

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