WBC台湾代表選手達が「御用達」にするはずだった東京のレストラン

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くしのはな
くしのはな

台湾が「グルメ天国」と言われるのは、台湾人が、料理に対する舌が肥えているからだとも言われる。台湾に行けば多種多用なグルメに出会え、満足できる。舌が肥えている台湾人・・・それはスポーツ選手でも同様。台湾人選手は、海外遠征でも、時間が許せば現地の美味しい物を食し、英気を養う。

昨年3月のWBCでも一つのプランがあった。東京ラウンドに進出した台湾チーム・・・。8日に日本戦、9日にキューバ戦が組まれた。台湾予選ラウンドを1位で通過した台湾チームには、「その勢いで東京ラウンドも突破へ!」という気運が流れていた。

台湾代表キャッチャー高志綱選手と、大口吃遍台湾の日本人司会者・阿松氏は親交が深い。その他、台湾代表メンバー数人と、阿松氏は親交がある。台湾代表チームは、試合会場の隣の東京ドームホテルに泊まっていた。阿松氏は、別の番組出演の関係で、早くとも東京入りが可能なのが10日からであった。それでも、高志綱とは連絡を取り合っており、「10日か11日に東京で食事に行く」という約束が交わされていた。阿松氏が台湾代表数名を食事に連れていく予定にしていたのは、東京都調布市つつじヶ丘駅近くにあるレストラン「くしのはな」・・・。「くしのはな」は、ミシュランには掲載されていないものの、「知る人ぞ知る」隠れ家的名店である。台湾からも客が訪れていると言う。「舌が超えた台湾人の味覚を満足させるには『くしのはな』しかない」と考えていた阿松氏。

しかし、野球の方がまさかの展開となった。8日に日本チームに惜敗した台湾チームは、9日のキューバ戦で大敗。2連敗となってしまったのだ。2連敗で、チームは翌日の10日の午前に日本を離れることとなり、阿松氏が予定していた台湾代表選手の「くしのはな」プランは消えた。阿松氏は「台湾チームがどちらかの試合で勝利していれば、高志綱選手をはじめ、数人の選手を東京の名店である『くしのはな』にお連れする予定だった。舌の超えている彼らでも絶対に気に入ったはずで、東京に遠征する度に『行きたい』と思える店のリスト入りをしたかもしれない。2連敗は非常に残念だった」と振り返った。日台交流は、こういう「意外」な場面でも展開されているのだ。

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