九州で開催中の『台北國立故宮博物院―神品至宝―』の来場者が10万人を突破

0

 

10万人目の2人には九博の三輪嘉六館長(76)から記念品
10万人目の2人には九博の三輪嘉六館長から記念品が贈られたk(写真提供:台北駐日経済文化代表処)

九州国立博物館(以下:九博=福岡県太宰府市)で10月7日から開催中の特別展「台北國立故宮博物院展―神品至宝―」の来場者が開幕から22日目の10月28日、10万人を突破した。みごと10万人目となったのは、大阪府高槻市の介護職員・宰務幸子さん(67)と、義姉の大西寿美子さん(64)。当日は10万人記念セレモニーが行われ、10万人目の2人には九博の三輪嘉六館長(76)から記念品の図録と、天然の玉を彫って作られた人気の展示物「人と熊」にちなみ、熊本県の営業部長兼しあわせ部長「くまモン」と展示品をあしらったクリアファイルなどが贈られた。

記念品として贈られた図鑑
記念品として図鑑が贈られた(写真提供:台北駐日経済文化代表処)

宰務さんは、「昨日から福岡を旅行しており、『人と熊』を朝からゆっくり見ようと訪れました。タイミングがよかったですね」と笑顔を見せた。

清の時代に作られた「人と熊」はひとつの天然玉材の色をそのまま生かし、白い部分に人物を、黒い部分に熊を彫り分けている高さ約6センチの文物。楽しげに踊っているようにも見えるが、実は人物の服装から、人間と熊が相撲で力比べをしていると考えられている。

同展は11月30日まで。書聖、王羲之の最高傑作「定武蘭亭序巻」など、台北・故宮博物院の至宝110点を展示している。

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here