中国語を学ぶ大学生が実力発揮!〜「2014年JAL中国語スピーチコンテスト」東京大会開催〜

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第30回を迎えた「2014年JAL中国語スピーチコンテスト」(東京大会)には18人の現役大学生が参加した
第30回を迎えた「2014年JAL中国語スピーチコンテスト」(東京大会)には18人の現役大学生が参加した

日本航空は12月13日、日華青少年交流協会との共催により「2014年JAL中国語スピーチコンテスト」東京大会を有楽町・電気ビル北館20階「日本外国特派員協会」にて開催した。同コンテストは日本と台湾の青少年による民間交流の促進を目的に、毎年1回、東京・大阪・沖縄地区で行われており、今年で30回目を迎えた歴史あるスピーチコンテストとして知られている。また、台湾でも毎年1回、台北と高雄で日本語によるスピーチコンテストも行われており、日台青少年の語学力向上に寄与している。

今年の東京大会には中国語に興味を持つ現役大学生18人が参加し、流暢な中国語で自身の中国語に対する想いなどをスピーチした。スピーチはそれぞれ3分から4分間で行われ、終了後には審査員の台北駐日経済文化代表処教育部の林文通部長、東京中華学校の劉剣城校長、交流協会の小松道彦総務部長から様々な質問がなげかけられた。その内容は全て中国語によるもので、台湾人の発言する本格的な中国語に対し、学生らは聞き取りや理解する事が困難になる場面も散見された。しかし、語学力向上を目的とする会の方針に沿って、より本物に近い感覚を習得させようとする主催者側の取り組みが垣間見れた場面でもあった。返答にはみな必死に一生懸命に答えていた。

優勝者は「学ぶことの喜び」の題でスピーチした神田外語大学外国語学部3年の萩原由香さん
優勝者は「学ぶことの喜び」の題でスピーチした神田外語大学外国語学部3年の萩原由香さん

コンテストの優勝者は「学ぶことの喜び」と題するスピーチで、審査員の質問にもスラスラ答えていた、神田外語大学外国語学部3年の萩原由香さん。萩原さんは厳しい審査のなかから選ばれた。萩原さんは「特別賞を頂ければ充分だと考えていたので、優勝したなんて信じられません。頑張ってよかったです。これからも勉強に励み、将来は中国語を使う仕事に就きたいと考えています」と笑顔でコメントした。

審査員の台北駐日経済文化代表処教育部の林文通部長(右1)及び交流協会の小松道彦総務部長(左1)。1,2,3位入省者は偶然にも全員女性だった。
審査員の台北駐日経済文化代表処教育部の林文通部長(右1)及び交流協会の小松道彦総務部長(左1)。1,2,3位入賞者は偶然にも全員女性だった。

また、コンテストの審査員を7回ほど務めている劉校長は参加者に対し「毎年、同コンテストに参加する学生の語学力の水準は高くなっている。中国語が1番上達する方法は文章を書く事だ。これを続ければ大学を卒業する時にはさらに中国語能力が増すだろう。また、毎年同コンテストの審査員をしていて感じるのは、スピーチは上手くても最後の質疑応答でなかなか答えられない学生が多いということ。今後、質疑応答も頑張って欲しい」とアドバイスし、参加者の成長に期待を示した。

参加者らを激励した東京中華学校の劉剣城校長
参加者らを激励した東京中華学校の劉剣城校長

なお、同コンテストの優勝者並びに準優勝者は2015年3月頃に予定されている約1週間の台湾研修旅行に招待され、現地大学生との交流や文化体験などの機会が与えられる特典がある。

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