仙台駅構内通路に台湾人からの応援メッセージボードがお目見え

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仙台駅に展示された台湾からの応援メッセージボード(写真提供:JR東日本)
仙台駅に展示された台湾からの応援メッセージボード(写真提供:JR東日本)

東北6県と東北運輸局などで構成する「東北六県感謝祭実行委員会」はこのほど、JR仙台駅構内にある東西自由通路に、台湾からの「応援メッセージボード」3枚を設置している。震災復興に向け、そして台湾からの多大なる支援に感謝の意を表す事を目的に展示しているもので、期間は3月11日まで。

同実行委は昨年12月、台湾で開催した「日本東北六県感謝祭」で、来場者からの支援メッセージを記入するブースを設置し、その時のメッセージボードを仙台駅に展示した。

台湾の東北六県感謝祭での様子(写真提供:日本東北六県感謝祭実行委員会)
台湾の東北六県感謝祭での様子(写真提供:日本東北六県感謝祭実行委員会)

主催の東北運輸局企画観光部国際観光課の岩淵さんは、同ボード展示について「台湾現地で集まった応援メッセージと台湾の方々のお気持ちを、東北の皆様にお伝えするまでがこの感謝祭の主旨だと思っており、仙台駅さんのご協力とご理解のもとで展示が実現した」と話し、2月11日に行われた除幕式では、東北運輸局企画観光部の吉田昭二部長が「多くの励ましの言葉をいただいた。東北と台湾との絆や交流がより深まることを期待したい」と謝辞を述べたという。

このボードには、中国語及び日本語で「日本東北 加油(頑張れの意)」「私たちが日本を支えます」など2000個近い心温まる応援の言葉が手書きで寄せられている。実際に同ボードを目にした仙台の人は「頑張って書いたのであろうメッセージに、心が温かくりました」とコメントしていた。また、宮城県日台親善協会の相沢光哉会長は、「私としても、台湾の方々の思いが形になったこのメッセージボードの展示は非常に嬉しい事」と感謝の意を表した。展示されたボードを通る人の中には、足を止めて見入っている人や、写真を撮っている人もおり、多くの人が関心を寄せている様子だ。さらに岩淵さんは、今後は東北各地域のニーズを踏まえたうえで、「ほかの駅での展示も行っていきたい」と意気込みを語った。

台湾からの心温まるメッセージ
台湾からの心温まるメッセージ

同感謝祭は、東北運輸局、東北観光推進機構、日本観光振興協会東北支部、東北各県など、「日本東北六県感謝祭実行委員会」が東日本大震災からの復旧・復興の事業に際し、多くの支援を頂いた台湾に感謝の気持ちを伝えるために2014年12月19日から22日までの期間、台湾・台北市内の台湾花博会場内で開催したもの。会場では、東北の伝統芸能等の披露、シンガー・ソング・ライターで東北親善大使のRake(レイク)さんによるパフォーマンス、東北の名産品の試飲・試食、東北の文化体験などを催し、さらに13団体が東北各地の観光の魅力を発信するブースの出展もしていた。

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