台湾人イラストレーターが日本で初トークショー

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台湾女性イラストレーター・彎彎(ワンワン)さんが日本で初めてトークショー!
台湾女性イラストレーター・彎彎(ワンワン)さんが日本で初めてトークショー!

台湾で絶大な人気を誇る台湾人イラストレーターの“彎彎(ワンワン)”さんは11月7日、虎ノ門の台湾文化センターでトークショーを行った。同イベントは台湾文化センターが主催し、聞文堂の天野健一郎氏が企画する「台湾映画と文学講座」内の1つとして開催されたもの。ワンワンさんが日本でイベントを行うのはこれが初めて。会場はワンワンさんのトークを楽しみに集まった来場者で満席となった。

会場は満席に!
会場は満席に!

トークショーではワンワンさんがイラストレーターになったきっかけや、台湾の日常生活、家族についてなどを自身が描くユーモア満載のマンガを用いて面白おかしく紹介したほか、主人公の友達役として出演した大ヒット映画「那些年我們一起追的女孩」の裏話披露や、来場者を対象としたQ&Aを行い、初めて会う日本のファン達と交流した。

Q&Aの様子
Q&Aの様子

ワンワンさんは「こんなに沢山の日本の大人の方々の前でお話をするのは初めてなのでとても緊張しています」と話したものの、緊張を感じさせないテンポのいいトークで会場から笑いを誘っていた。

トークショー後、ファンの中にはワンワンさんが台湾で出版しているマンガ本を持参し、サインをお願いする人もいた。

ファンのサインにこたえるワンワンさん
ファンのサインにこたえるワンワンさん

また、「台湾の日常生活がマンガを通して知れるから面白い。頑張って中国語を勉強しながら読んでいるがやはり難しい」との感想もあり、日本語版の出版を望む声が多かった。

書籍とファイルにサインをしてもらい、ファンの方々もご満悦
書籍とファイルにサインをしてもらい、ファンの方々もご満悦

今年でプロの漫画家として10周年を迎えたワンワンさんのイラストは、デビュー当初から変わらず、自身をモデルにした「丸い顔に豊かな表情が特徴的なキャラクター」が主人公となっている。

豊かな表情が特徴の親しみやすいキャラクター
豊かな表情が特徴の親しみやすいキャラクター

マンガ出版から始まり、今ではグッズ販売やLINEスタンプで注目を集めるほか、台湾ファミリーマートのCMに起用されるなど様々な形で発信され続け、ファン層も子供から大人まで幅広い。「今後は動画の制作にも力を入れたい」(ワンワンさん)と、常に新たなことにチャレンジする前向きな姿勢が印象的だ。

左から、イベントを企画した天野健太郎さん、ワンワンさん、台湾文化センターの朱文清センター長
左から、イベントを企画した天野健太郎さん、ワンワンさん、台湾文化センターの朱文清センター長

また、ワンワンさんは大の日本好きで、マンガ執筆のネタを集めるために日本旅行しているという。東京はもちろん、北海道や京都、草津などを旅行したことがあり、今年の年越しも日本で過ごす予定だ。そんなワンワンさんの現在の夢は日本で自分のマンガ、グッズを発売すること。トークショーでも、「私のマンガは2コマから4コマほどの短いものもあるし、中国語は比較的簡単なので中国語学習にも良いと思う。私のマンガを通して台湾への理解を深めてもらえると嬉しい」と、日本でのマンガ発売への熱い思いを語っていた。ワンワンさんのマンガが新たな日台交流の機会となることに期待したい。

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