外苑前で“台湾の朝ごはん”を!

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“朝ごはんを通して世界を知る”のコンセプトで、2ヶ月ごとに国を変更しながら各国の朝ごはんを提供している東京・外苑前のカフェレストラン「ワールド・ブレックファスト・オールデイ(WORLD BREAKFAST ALLDAY)」は1月5日から2月28日まで、台湾の朝ご飯をテーマに、ワンプレートメニューやドリンクなど提供している。

提供されている台湾の朝ごはんワンプレート
提供されている台湾の朝ごはんワンプレート

メーンメニューのワンプレートには、台湾の朝ごはんの定番「蛋餅(ダンビン)」と台湾風おにぎりの「飯糰(ファントゥアン)」、そして塩気のある豆乳スープに油條(ヨウティァオ)という揚げパンなどを浸した「鹹豆漿(シェンドウジァン)」が盛りつけられている。また、サイドメニューには大根餅やデザートの豆花、ドリンクはタピオカミルクティや台湾人が大好きな米漿(ミージャン)や台湾版コカ・コーラの黑松沙士(ヘイソンサースー)、台湾ビールなどなど、豊富に取り揃えられており、店内も台湾の食材やお正月飾りなどを用いて台湾風に飾り付けされている。

店内も台湾風に飾られている
店内も台湾風に飾りつけ
店内には台湾の食材が沢山!台湾の手作りヌガーも販売されている。
台湾の食材が沢山!台湾の手作りヌガーも販売されている。

一級建築士であり、同店のオーナーである日光デザインの木村顕社長は、「2013年にこの店をオープンして、台湾で17カ国目の朝ごはんになりました。台湾の2月の春節に合わせてこの時期に台湾の朝ごはんを紹介したいと考え、店内の飾りも台湾の春節を意識し、賑やかな雰囲気にしています。普段は女性客が多いですが、台湾をテーマにしてからは男性客の方が多く訪れていますね」と話す。

オーナーの木村顕社長
オーナーの木村顕社長

また、木村さんによると、他国の朝ごはんを提供した際は、各国の在日観光協会などから意見を聞いているというが、今回の台湾メニューは木村さんが自ら1ヶ月をかけて、自身の友人の台湾人など、本場を知る人たちに聞き込みを行い、意見を取り入れながら生活に密着した親しみ易いものを考案したという。
「台湾の朝ご飯の特徴は、外で食べる事が多い事だと思う。そして好きなものを自分でチョイスして食べることが出来るからバリエーションも豊富でいいなと思います。中国の文化がベースにあるけれど、チーズやハムを使ったり、ヨーロッパ風のところもあり、そのミックス感がありますよね。僕のおすすめは鹹豆漿。台湾では年配者に好まれ、若い人はあまり食べないと聞きましたが、伝統的な朝ごはんを重んじている同店では、これこそ日本人に紹介したいと思い、メニューに入れました」(木村社長)

メニューには手書きイラスト
メニューには手書きイラスト

店内でテーブルの上に目を向けると、そこにはお持ち帰り自由の可愛らしい三角のリーフレットが用意されており、メニューの説明や台湾のプチ情報が書かれている。書かれている台湾情報は台湾にはまだ行った事がないという木村さんが知人に聞いたり調べたりして、時間をかけて作られたもの。

三角のリーフレットには台湾のプチ情報が
三角のリーフレットには台湾のプチ情報が

木村さんは、「調べているうちに段々台湾に行きたくなってきましたね。歴史や文化など知ることで、それがあって今の台湾があることが解りました。お客様にも、朝ごはんを通じてその国の事を理解して頂けたら嬉しいです」と話していた。同店では、より多くの人に台湾の朝ごはんを伝えるべく、2月に台湾の朝ごはん料理教室やパーティーなどを開催予定だ(詳細は未定)。

幅の狭い扉が目印
幅の狭い扉が目印
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