タイワンダー☆と日台若手交流会が台南市長に日本からの義援金手渡す

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頼市長(中央)に義援金を手渡す日台若手交流会の加藤代表(左)とタイワンダー☆(右)
台南市で頼市長(中央)に義援金を手渡す日台若手交流会の加藤代表(左)とタイワンダー☆(右)【写真提供:台南市政府】

日本の民間団体「台湾を応援する会」のゆるキャラ「タイワンダー☆」と、「日台若手交流会」の加藤秀彦代表が3月4日、被災地の台南市を訪問し、日本で集めた義援金139万755円と400元を同市の頼清徳市長に手渡した。このほど寄付された義援金は、「台湾を応援する会」と「日台若手交流会」がそれぞれ街頭募金を行い集めたもの。内訳は台湾を応援する会が19万755円+400元、日台若手交流会が120万円だった。

街頭で募金を呼びかけるタイワンダー☆
日本の街頭で募金を呼びかけるタイワンダー☆

頼市長はこれに対し、「台南に関心を持ち支えてくれた日本の友人に、台南市民を代表して感謝いたします。日本からこれまでに100通以上の励ましの手紙や、9000万円を越える義援金 をいただきました。東日本大震災の時、台湾人は日本人の苦しみを自分の痛みのように感じました。そして台湾南部大地震では日本人が台湾人の苦しみを自分の痛みのように感じました。地震がもたらす痛みや苦しみを共有していることが、台湾の日本の密接な 関係や人々が深く心を通わせていることを表しています」と感謝の意を述べたほか、「可愛らしいタイワンダー☆を見るとみんな笑顔になります。これから台南の観光名所をまわって市民を元気づけてくれると聞きました。みんなと一緒に写真を撮って、日本に帰ったら台南を紹介してください」と話した。

頼市長のエールを受け、タイワンダー☆は5日、同市の観光地を巡り、PR映像の撮影などを行い台南市民らと交流した。

日台若手交流会が2月7日に名古屋駅前で行った台湾南部地震の被災者救援を呼びかけた街頭募金活動では、地震発生翌日という急な活動にも関わらず、「被災者のために何かしたい」と20人ほどの日本人と台湾人が集まり名古屋市民らに募金を呼びかけた。また名古屋市会日台議員連盟から藤田和秀会長はじめ、4人の現職市会議員も応援に駆けつけた。

日台若手交流会による街頭募金の様子
日台若手交流会による街頭募金の様子

加藤代表によると、道行く人の関心も高く、たくさんの方が募金に応じていたほか、偶然通りがかった、ある東北地方出身の方からは、「東日本大震災では台湾に助けてもらった。今回は私たちが助ける番だ」という声もあったという。

多くの名古屋市民らが足を止めて募金を行った。
多くの名古屋市民らが足を止めて募金を行った。

また、活動の様子は日台若手交流会のfacebookでも伝えられ、ある台湾人からは「私は台南市仁徳区在住です。旧正月の二日前に地震が起きて落ち込んでいました。しかし日本の方がこんなに寒い中、一所懸命に街頭募金活動を行ってくれたことに、とても感動しました!ありがとう日本の友達!台南は必ず立ち直れます!」とのコメントもあったという。

加藤代表は「募金活動は義援金を届けることも大切ですが『台湾が苦しいときに、少しでも力になりたい、助けたいと思う人が日本にいる』というメッセージを届けることも大事だと思います。急な呼びかけにたくさんの人が被災者を想って活動したことや、お金を持って無さそうな学生がお小遣いを募金箱に入れる姿、声をからして訴える姿に応じる通行人の気持ち、それらを台湾の被災者に伝えたい」と語った。(2016/3/14)

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