日台「猫」交流!?猫写真家・猫夫人が来日トークショー

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「店主は、猫―台湾の看板ニャンコたち」発行を記念し、トークイベントを行った猫写真家の猫夫人
「店主は、猫―台湾の看板ニャンコたち」発行を記念し、トークイベントを行った猫写真家の猫夫人

台湾の猫写真家として知られる猫夫人は5月13日、書籍「店主は、猫―台湾の看板ニャンコたち」の邦訳発行を記念し、台湾文化センターでトークイベントを開催した。当日、会場は猫好きや台湾好きの来場者で満席。トーク後のサイン会には長蛇の列ができ、猫夫人は1人1人のファンたちと「猫」を通じた日台交流を行った。

このほどのトーク内で猫夫人は、スクリーンを用いて、自分が猫を撮り始めたきっかけや、台湾の猫たちの日常、自身が行う猫ボランティアの活動、猫村・猴硐(ホウトン)の誕生ストーリーや現在の様子、そして同書にて紹介された元気な猫とやさしい店主、お客さんとの交流、さらにその取材の裏話などを日本のファンたちにシェアした。また、トークには台湾や猫についてのクイズが取り入れられ、正解者には猫のイラストが描かれた記念切符や猫形のパイナップルケーキなどをプレゼントしたほか、Q&Aも行った。

スクリーンに猫の写真を写しながらトークした
スクリーンに猫の写真を映しながらトークした

猫夫人は「私は猫と台湾独特の文化や風景をコラボレーションして写真を撮ることが多いです。猫の写真を通じて、台湾の特色を色んな人に見てもらいたい。そして、台湾は動物をとても愛している場所だということを知ってもらいたい想いで写真を撮っています」と話した。さらに、猴硐については、「猴硐は猫を大切にする環境のシンボルとして、これからも変わらず猫村であり続けると思います。猴硐の猫達を助けたくてボランティアをしていくうちに猫村になりました。また、地理と環境もとても良かった。他の同じような場所を猫村に変えたいという想いはありません」と語り、猴硐は唯一無二の存在であることを強調し、更に多くの日本人が猴硐を訪れる事に希望を示した。

サイン会の様子
サイン会の様子

また、猫夫人と7、8年前から交流のある日本の猫写真家・星野俊光さんも会場に訪れており、猫夫人もイベント内で「星野さんは私のアイドルです」と紹介した。

星野さんは猫夫人の撮る猫の写真について、「猫夫人の明るい性格がすごく良く写真に出ていて、猫としゃべりながら撮っている事が伝わってくる。日本人が好きな写真だ」としたほか、「日本にも様々な猫の写真集があるが、どれも少し同じような写真が多く、少し飽きてきている。今後、もっと猫夫人の写真を日本人に知ってもらいたい。これからどんどん人気が出てくるだろう」と評価していた。

7,8年前から親交のある日本の猫写真家・星野俊光さん(左)と猫夫人(右)
7,8年前から親交のある日本の猫写真家・星野俊光さん(左)と猫夫人(右)

猫夫人は、今年の11月2日から横浜の赤煉瓦倉庫で開催される猫の写真展への出展が予定されており、同写真展の主催は星野さんが務めている。星野さんによると、猫夫人の出展は一般的な出展に留まらず、台湾でも人気のある熊本のアイドル猫「ニャン吉」との日台「猫」コラボレーションを企画しているという。

猫夫人はFacebook公式ページで9万いいね!を突破するほどの人気を博しており、これまでに台湾で多くの個展を開催、新聞・雑誌・テレビの取材のほか、ディスカバリーチャンネルにも出演。野良猫とコミュニティとの共存を目指し、台北郊外のひなびた炭鉱町・猴硐で野良猫の去勢手術や環境美化などのボランティア活動を続け、猴硐を世界中の猫好きが訪れる猫村に変えている。

「店主は、猫―台湾の看板ニャンコたち」
「店主は、猫―台湾の看板ニャンコたち」

猫夫人は最後に、「最近は良く日本に猫の写真を撮りに来ています。台湾人の角度から日本の猫を撮影したいです。いつか日本の猫の本が出せれば」と目標を語った。

合わせて写真展も行われた
合わせてミニパネル展も行われた

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