「台湾観光舞踊団」が東北3県のお祭りで台湾文化PR

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交通部観光局率いる代表団「台湾観光舞踊団」は8月3日から7日まで東北を訪れ、岩手県・山形県・宮城県のお祭りなどに参加した。

交通部観光局率いる代表団「台湾観光舞踊団」
交通部観光局率いる代表団「台湾観光舞踊団」

日台観光交流を目的に、10年以上前から東北の夏祭りに参加している同代表団は、伝統芸能団、伝練堂総芸団からなる。毎年スケジュールに合わせ、東北6県の祭りに出来る限り参加してきた。

今年は、4日に盛岡さんさ踊り、5日に山形花笠まつりのパレードに出演し、6日には仙台七夕まつりに参加した。また同日、JR仙台駅やJR盛岡駅では台湾観光協会による観光PRイベントが実施され、各所で獅子舞などの台湾文化を紹介し、台湾観光をアピールした。

山形花笠まつりのパレードにて
山形花笠まつりのパレードにて

 

JR仙台駅では台湾観光協会による観光PRイベントが行われた
JR盛岡駅では台湾観光協会による観光PRイベントが行われた

台湾観光協会東京事務所の鄭憶萍所長は、東北における祭り参加について、「東北の代表的なお祭りは、地元の方々へのPRのみならず、全国から集まった日本人観光客の方々にもPRできるため、とても効果的な活動だと考えている」と話したほか、「このような活動を続けることで、台湾観光の知名度拡大に繋がっている。また、盛岡さんさ踊りは台湾のランタンフェスティバルに参加するなど、お祭りを通じた交流も盛んになってきている」と成果を述べた。

 

 

各祭典を通じて日本地方との交流拡大

盛岡さんさ踊り当日午前には、台湾観光協会東京事務所の鄭憶萍所長率いる代表団の代表らが、岩手県の達増拓也知事を表敬訪問。鄭所長は、「毎年の温かいもてなしに感謝します」とあいさつしたほか、チャーター便の運航や姉妹鉄道協定を結ぶなど、岩手と台湾との交流は盛んで、岩手を訪れる観光客も年々増加している事を踏まえ、「岩手のさくらや温泉、グルメは台湾の人にとって大きな魅力。一層、観光交流を深めていきたい」と述べた。同団は表敬訪問後、今年で12回目となる盛岡さんさ踊りに参加した。

盛岡さんさ踊りにて、迫力のあるパフォーマンスを披露
盛岡さんさ踊りにて、迫力のあるパフォーマンスを披露
盛岡さんさ踊りのパレードで台湾文化をPR(提供:盛岡さんさ踊り実行委員会)
盛岡さんさ踊りのパレードで台湾文化をPR(提供:盛岡さんさ踊り実行委員会)

なお、山形市で5日に幕を開けた山形花笠まつりで同団は、パレード前に出発式を行い、県日華親善協会(後藤完司会長)からミニチュア花笠を受け取った。まつりが始まると、太鼓と銅鑼(どら)を響かせながら、竜神舞と獅子舞を披露し、会場は台湾ムードに包まれ大盛り上がり。陳慶宗団長は「山形の人の幸せを願った」と語った。

出発式で山形県日華親善協会からミニチュア花笠を受け取った鄭所長(右)
出発式で山形県日華親善協会からミニチュア花笠を受け取った鄭所長(右)

(写真提供:台湾観光協会)