中華民国105年国慶節祝賀会、大阪にて開催

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中華民国(台湾)の105周年の建国記念日を祝う「国慶節祝賀会」が台北駐大阪経済文化弁事処主催で10月7日、大阪市内のウェスティンホテル大阪で開催された。

会場の様子
会場の様子

挨拶にたった、台北駐大阪経済文化弁事処の陳訓養処長が「台日関係はこれまで安定的かつ友好的であり、近年において台日間の人的往来は過去最高を更新し続けている。これはお互いが尊重し、評価していることの証である」としたうえで、「産業分野では、技術立国の日本は先端技術の研究開発力や市場開拓能力を、台湾はプロトタイピングなどの生産能力を備えており、協力関係を推し進めていくことで様々な分野で無限のチャンスを生み出すだろう」と産業分野における協力関係の発展に意欲を示した。

挨拶する台北駐大阪経済文化弁事処の陳訓養処長
挨拶する台北駐大阪経済文化弁事処の陳訓養処長

さらに「(大地震など)自然災害から台日両国の生命と財産を守るためには、二国間の協力だけでは及ばない活動や情報が多く必要のため、台湾単独の国際活動参加実現に向けた取り組みが今後の課題である。今年9月に和歌山県で開催された『第2回日台交流サミット』で台湾の『国際民間航空機関(ICAO)』参加を支持する『和歌山宣言』が採択され活気的な成功を収めたが、当イベントのように地方の議員や親善団体がそれぞれの活動の枠を超え、連携することで今以上に台日間の友好関係が強化されることを願う」と政治分野における今後の展望と、それに向けての日本の継続的な協力を期待した。

 

続けて衆議院の中山泰秀議員は世界情勢の緊迫した話題に触れながら「日本は台湾と運命共同体である。私たち国民が台湾に対する外交をきちっと意識し、考えていかなければならない」、「卓球の福原愛選手の(日台間における国際結婚の)ように、自由主義、民主主義を愛する台湾と私たち日本は同じ価値観を共有しながら共に歩んでいこうではないか」と熱く語った。

中山泰秀・衆議院議員も登壇
中山泰秀・衆議院議員も登壇

乾杯の後、会場内では和やかな歓談のもと宴がはじまり、獅子舞演舞やダンス、二胡演奏などのパフォーマンスショーが華を添え、大盛り上がりのなかイベントは終了した。

 

会場内に福を運ぶ獅子舞
会場内に福を運ぶ獅子舞
大阪中華学校生徒による華麗な民族舞踊
大阪中華学校生徒による華麗な民族舞踊
台湾人留学生による、美しい音色の二胡演奏
台湾人留学生による、美しい音色の二胡演奏