ビジネス客受け入れ開始~条件により隔離短縮

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(中央社提供)

台湾政府は6月22日、海外からのビジネス訪台者の受け入れを開始した。一定の条件下で隔離期間の短縮も認める。新型コロナウイルスの感染対策として海外からの入国者には、一律14日間の外出禁止を義務付けているが、新しい措置の対象者は隔離開始から5~7日目に検査を受け、陰性が確認されれば隔離を解除とした。桃園国際空港のデータによると、6月22日の入国者は前日より増加した。

台湾中央感染症指揮センターによると、感染リスクが低度(A級)、もしくは中低度(B級)とされている国・地域からのビジネス関係者が主な対象で、滞在期間が3カ月以下である事などを条件とした。なお、日本は中低度に含まれている。感染リスクが低度の国・地域の者は隔離開始から5日目に、日本など中低度の国・地域の場合は同7日目に自己負担での検査を申し込める。陰性の結果の場合、外出が認められる自主健康管理(外出時のマスク着用、公共の場への出入り自粛など)に切り替わる。

訪台の申請には台湾でのスケジュールなどの提出が求められ、出発日から過去3日以内に受けたPCR検査の陰性証明の準備も必要。

航空各社のデータに基づき桃園空港がまとめた入国者数の統計(推計値)によると、6月22日は1372人と前日21日の987人から385人増えた。

 なお、感染リスクが低度、中低度とされている国・地域は以下の通り▽低度:ニュージーランド、オーストラリア、マカオ、パラオ、フィジー、ブルネイ、ベトナム、香港、タイ、モンゴル、ブータン▽中低度:韓国、日本、マレーシア、シンガポール。リストは2週間に1回、更新される。