友好国の議員ら続々と台湾を訪問

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各國國會議員掀起訪台旋風(圖片:中央社)

台湾と国交を樹立している国や友好国の議員らが、2023年に入り、相次いで台湾を訪問している。蔡英文総統は1月9日、台湾総統府で台湾と外交関係を持つ「パラグアイ」のロペス下院議長と「ツバル」のテオ国会議長と相次いで会談した。米ペロシ下院議長が2022年8月に訪台して以来、世界各国の要人が次々と台湾を訪れている。

蔡英文総統は1月9日、総統府でパラグアイ議員団と会談(写真:中央社)

蔡総統はロペス氏との会談で、パラグアイが長年にわたって国際社会で台湾への支持を表明していることに感謝し、両国間に協力関係の強化に期待を寄せた。パラグアイでは2023年4月に次期総統選を行う予定で、野党候補エフライン・アレグレ氏は選挙で勝利すれば台湾との国交を切って中国と国交を結ぶと宣言した。パラグアイは世界で台湾との国交を維持している14カ国に名を連れね、南米において台湾唯一の国交樹立国だ。

ツバル議員団は1月8日、桃園空港に到着(写真:中央社)

テオ氏との会談では、蔡総統はツバル政府が台湾への固い支持を示していることに謝意を述べ、両国が共に努力して新型コロナウイルス後の経済復興や気候変動などの挑戦に直面すると語った。

台湾問題は世界から注目を集めており、各国からの訪問は、台湾の民主主義と自由を支持するためと見られる。

世耕弘成参議員が昨年12月28日、総統府で蔡英文総統と会談した(写真:中央社)
萩生田光一衆議員が台湾を訪問(写真:日本台湾交流協会)

一方、日本は昨年、自民党政調会長の萩生田光一議員をはじめ、超党派議員連盟の日華議員懇談会のメンバーが相次いで台湾を訪問している。萩生田氏は台湾訪問時に李登輝元総統のお墓を参り献花し、日台関係シンポジウムで「個人的には台湾のCPTPPへの参加を支持している」を述べるなど、台湾への支持を表明している。

蘇貞昌行政院長は1月9日、ドイツ議員団と会談(写真:中央社)
リトアニア議員団が1月9日、桃園空港に到着(写真:中央社)

なお、ドイツとリトアニアの超党派訪問団も近々台湾を訪れる。ドイツ議員団は1月12日まで訪台するほか、リトアニア議員団は1月14日まで滞在する。それぞれ蔡英文総統と蘇貞昌行政院長らと会談する予定だ。