柯文哲氏、訪台中の立憲民主党議員団と会談

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柯文哲元台北市長は訪台中の立憲民主党議員団と面会(写真:柯文哲FB)

柯文哲元台北市長は1月16日、民衆党本部で台湾訪問中の立憲民主党の青山大人衆院議員ら5人と会談した。双方は少子高齢化問題や両党間で意見を交換できるルートの構築について言及したほか、柯氏は訪日への意欲を示した。

柯氏は「台湾と日本の間には正式的国交がないが緊密な関係性がある。特に安全保障問題で相互に依存関係がある」述べた。また両党間の交流について「立憲民主党は2020年に成立した若い政党だが、すでに日本の最大野党となっている」と述べ「両党の政治理念は似ている」とコメント。さらなる交流に期待を寄せ、将来は「日本を訪問したい」との意欲を示した。

一方、立憲民主党議員団は、台湾との関係を重視している姿勢を表明し、今夏にも再び台湾訪問の予定があることを明らかにした。また台北市のデジタル対策に興味を示し「民衆党の黄瀞瑩台北市議員に全面的に協力する」と答えた。

柯文哲氏は2014年の台北市長選を初当選し、2018年の再選を経て2022年に退陣。2019年に台湾民衆党を結成。現在は民進党、国民党に次ぐ台湾第3の政党としての存在。

なお、立憲民主党議員らの訪台は、台湾の民間団体「亜太青年協会」の招きによるもの。柯氏との面会のほか、台湾総統府、新北市や新竹市などにも訪問する。