台湾野党の立法委員や市議が自民党本部を表敬訪問

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台湾野党の立法委員や市議が自民党本部を表敬訪問

台湾の青年団体「中国青年救国団」が所属する台湾の最大野党国民党や民衆党の立法委員、市議ら20人で構成された訪問団が2月13日、東京永田町の自民党本部を表敬訪問した。萩生田光一政調会長をはじめ、党青年局幹部らと懇談した。訪問団は5日間日本に滞在した。

自民党の鈴木憲和青年局長によると、訪問団は同局による「第25回中華民国(台湾)青年代表訪日団」の事業の一環として来日した、という。

萩生田氏は冒頭、中国の台頭で東アジア地域の不安定感が続くなか「日台の青年の相互交流には大きな意義がある」との認識を示し、青年局の幹部らを訪問団に紹介した。

救国団・葛永光主任と萩生田光一政調会長

訪問団の団長を務める救国団の葛永光主任は「同団体の初代主任蔣経国は1967年に日本を訪問した際、両国の青年間の交流を強化するよう、当時の佐藤栄作総理と会談した経緯がある」と述べた。また、今回の訪問の目的について「両岸関係の平和はアジアの安全保障にもたらし、世界にも影響を与える。自民党との交流を通じて台湾市民が両岸関係の平和を望んでいることを世界に伝えたい」と説明した。

訪問団が自民党本部で記念写真

訪問団メンバーの国民党陳以信立法委員は、記者からの取材に「今回の訪問を通じて国会外交を進める」とし「日本与野党議員とのつながりを築き、日台間の友好関係を貢献したい」と述べた。さらに、メンバーの国民党洪孟楷立法委員は追加説明として「今回の訪問で国民党の外交政策は『愛台、親米、友日、和陸』(台湾を愛し、日米と友好関係を築き、中国と平和関係を保つ)であることを日本国民に伝えた」と語った。