台湾国慶花火大会が台中で開催(動画あり)

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国慶花火大会が台中市で開催(写真:総統府)

中華民国建国112周年を記念する「『民主台湾・堅韌永続』国慶花火大会」は10月10日夜、台中市で開催された。花火大会では、ジャズ音楽のリズムに合わせ花火を打ち上げたほか、無人機隊によるパフォーマンスも披露し、観客を魅了した。

同大会に出席した蔡英文総統が挨拶で「国慶花火大会は9年ぶり、台中市での開催を決めた。こんな素晴らしいイベントを用意した台中市政府に感謝したい」と述べ「台中市がこの数年に観光スポットの開発に力を注いできて、世界中の観光客に注目されている」とした。

蔡英文総統が出席(写真:総統府)

また蔡総統は、政府が後コロナ時代の海外観光客勧誘に努めていると言及し「皆さんの海外友人に、台湾人の熱情や台湾は安全で便利な観光地と伝えてください」と呼びかけた。

盧秀燕台中市長は同市が2004年から毎年国際ジャズ音楽フェアを開催していることを触れ、今大会は台中の代表的な文化であるジャズ音楽を花火大会に取り入れると説明。「今夜一番輝いているのは花火でなく、283万人の台中市民の笑顔だ」と語り、市民の参与に謝意を示した。

台中市観光旅行局によると、延べ51万人が開催地の台中中央公園に来場。花火大会のほか、台湾金曲奨最優秀賞を受賞した江惠儀さんをはじめ、何組の歌手が演出し、会場の雰囲気をより一層盛り上げたという。