日華懇が台湾訪問 総統選候補らとも面会

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台湾国慶祝賀式典に出席した議員団(写真:中央社)

超党派議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)による訪問団が10月7日、台湾に到着した。同10日の国慶節祝賀式典に出席するほか、来年1月に投開票する次期総統選の3人の候補者との意見交流会も行った。

謝長廷代表と古屋会長(写真:中央社)

今回訪台する国会議員は40人以上で、式典に出席する人数としては過去最多となり、訪問団を見送るため羽田空港に記者会見を開いた謝長廷駐日代表は「日華懇が今年設立50周年を迎えた。半世紀にわたって台湾への力強い声援に感謝する」と述べた。

議員団、次期総統選候補と対面

侯友宜新北市長と会談(写真:中央社)

同9日、議員団18人が野党国民党公認候補の侯友宜新北市長と会談。日華懇の古屋圭司会長は挨拶で「世界に対して日本と台湾との友好の絆だけでなく、台湾海峡の平和と安定が世界の安定につながるということを我々の行動で示していきたい」と述べた。

侯氏は「日本側の議員らの最大の関心事は台湾海峡の情勢とインド太平洋地域の平和と安定であることを認識している」とし、自らが総統になった場合は台湾海峡を安定させ、衝突のリスクを減らす役割を担うと意気込んだ。

柯文哲氏と面会(写真:中央社)

また台湾第三勢力の民衆党本部を訪れ、同党の柯文哲党首とも意見交流を行った。

頼清徳副総統と面会(写真:中央社)

同日夜、議員団は頼清徳副総統と面会。頼氏は与党民進党党首を兼任し、同党の次期総統選候補として出馬する。頼氏は「台湾と日本は防衛ライン『第一列島線』上の重要な場所に位置している」とし、地域の平和と安定を共同で守る責任を負うとの考えを示した。経済貿易については「台湾は日本にとって第4位、日本は台湾にとって第3位の貿易相手国。今後も引き続き関係強化をしたい」と期待を寄せた。

「成熟した台湾の民主主義を世界に発信したい」 蔡総統を表敬訪問

日華懇が蔡英文総統を表敬訪問(写真:総統府)

その後議員団は同10日、台北市内のホテルで記者会見をし、来年の総統選について「成熟した台湾の民主主義を世界に向けて堂々と発信してほしい」と語り、候補者3人について「いずれの候補者が当選しても台湾の安全と平和を守り抜くために責任を持って活動するのが一国のリーダーの責任だ」と語った。

また議員団は同日に総統府で蔡英文総統を表敬訪問。蔡総統は「台湾は日本、米国など理念が近い友人と共に『自由で開かれたインド太平洋地域』の実現に貢献する」とアピールし、台湾のCPTPPへの参加に協力要請を求めた。

ホテルでの記者会見(写真:中央社)

古屋会長は「今年7月に游錫堃立法院長と共に沖縄県与那国島から台湾を眺め、日本と台湾の距離がこんなに近いと改めて実感した」とし「日本には『台湾有事』の重要性を世界に伝える責任を持っている」と述べた。