全国日台友好議員協議会の令和8年度定時総会が5月28日、仙台国際センターで開催され、全国から地方議員や日台交流関係者が出席した。
総会では全ての議案が承認され、会長、理事長などの役員改選が行われた。新会長に横浜市議会議員の横山正人氏、新理事長に石川県議会議員の高辻伸行氏が就任した。永年に渡り協議会を牽引した前会長の名古屋市議会議員の藤田和秀氏と前理事長の和歌山市議会議員の遠藤富士雄氏の両名は、それぞれ常任相談役に就任した。

藤田氏は自身のFacebookで「2016年から10年間務めた会長職を任期満了で退任する」と発信し「国際交流のマナーやノウハウを学び、多くの名古屋の国際交流実績を残すことができた」と振り返った。さらに、名古屋市会日台議員連盟会長として、アジア・アジアパラ大会終了後の11月2日に開催予定の「第12回日台交流サミットin名古屋」の準備を進めていることを明らかにし「今後も日台交流の発展に尽力したい」と語った。

総会後には「国際卓越研究大学の挑戦〜台湾イノベーション・エコシステムに学び、世界で競う大学へ〜」をテーマに、東北大学理事・副学長・プロボスト・CDOの青木孝文氏による記念講演が行われた。講演では、台湾の産学連携や半導体産業を中心としたイノベーション政策を踏まえ、日本の大学改革や国際競争力強化について提言がなされた。
総会後の懇親会では、新会長に就任した横山正人氏が挨拶し、来賓として出席した台北駐日経済文化代表処の周學佑副代表も祝辞を述べた。

周副代表は「2016年5月に全国日台友好議員協議会が発足してから10周年という大きな節目を迎えたことに心より祝意を表したい」と述べ、地方議会交流の積み重ねによって、日台関係が着実に発展してきたことへ感謝した。さらに「台湾人が最も好きな国、最も旅行したい国は日本である」と語り、2025年には台湾から日本を訪れる観光客数が700万人を突破し、過去最高を更新する見通しであることを紹介。東北地方においても台湾人宿泊客が最多となっている現状に触れ「仙台と台南の長年の交流のように、地方交流は日台関係を支える重要な基盤だ」と強調。「台湾は国土や資源に恵まれない中でも自由と民主主義を守りながら努力を重ね、現在では世界有数の経済・IT・AI先進地域へ発展している」と説明。台湾と日本の貿易総額は約848億米ドルに達し、日本にとって台湾は第4位の貿易相手であると紹介した。

一方で「日台間で最も大切なのは数字ではなく、共通の価値観と互いを思いやる国民感情だ」と述べ、日本からの新型コロナワクチン支援や、台湾の国際社会参加への支持、台湾海峡の平和と安定への言及など、日本側の支援に深い感謝を表した。最後に周副代表は「本日会場に集まった皆様が、日台関係のために尽力してくださっていることに心より感謝する」と述べ、今後の日台交流のさらなる発展に期待を寄せた。
懇親会では全国から集まった地方議員らが親睦を深め、観光、教育、経済、防災など幅広い分野での日台協力について交流を図っていた。
2026.5.29
























































