「2026アジア太平洋国際温泉フォーラム」の交流歓迎晩餐会が10月23日、台北市北投の亞太飯店で開かれた。台風による悪天候にもかかわらず、日台の観光・温泉関係者ら約200人が集まり、うち半数が日本から訪れた参加者だった。温泉文化を通じて親睦を深め、日台交流のさらなる発展を願った。

台湾からは、台湾外交部亞太司張淑玲總領事、台湾日本関係協会洪英傑秘書長、そして日台灣交流協會の溝渕將史副代表が出席した。

主催の臺灣商圈文化觀光産業聯合總會の周水美総会長は、悪天候の中で駆け付けた日本からの参加者と台湾各地からの関係者に「風雨が私たちの友情や交流を妨げることはありません。長年培ってきた信頼関係を今後も大切にしていきたい」と感謝の意を表し挨拶した。
台北市觀光觀傳局沈永華主任秘書は、温泉交流をきっかけに、より多くの日本人旅行者が台北を訪れることに期待した。北投温泉をはじめ大稲埕や心中山、地下街、延三商圏などを紹介し「街歩きや食を通じて台北の多彩な魅力を楽しんでほしい」と話した。

鳥取県米子市の伊木隆司市長は乾杯の挨拶で、台湾側の温かな歓迎に謝意を表した。「日本各地の温泉関係者からの、故郷の魅力を発信し、台湾の人々との友情を深めることが訪問の大きな意義です」と強調した。

また、台風の影響で出席を見送った佐賀県嬉野市の山口卓也市長から、祝賀のビデオメッセージが寄せられ「山口市長は台湾の人々の安全を願うとともに、共通する温泉文化を通じて双方の絆をさらに強めたい」と語った。

専門講演では、嬉野温泉観光協会の北川健太会長が「官民連携を通じた観光・文化交流の可能性」をテーマに登壇。「温泉は観光資源であるだけでなく地域の歴史や食、住民の暮らし、もてなしの心を受け継ぐ文化でもある。交流の後に人々の心に残るのは「また会いたい」と思える相手の存在。温泉から始まったつながりを茶、文化、産業へと広げ、次世代に引き継いでいくことが大切」と提案した。

会場では秋田・湯沢の「湯乃華芸妓」による演舞も披露され、華やかな和服姿の芸妓たちが伝統芸能の魅力を伝えるなど、日台の温泉文化を分かち合う晩餐会に彩りを添えた。溝渕副代表が中締めの挨拶を務めた。2026.10.23















































