台湾の味と文化を秋田で体感 「あきたいわん祭2026」開催

0
左から李逸洋代表又井公久会長、鈴木健太秋田県知事
左から李逸洋代表又井公久会長、鈴木健太秋田県知事

【秋田発・台湾新聞】秋田県中華総会(又井公久会長)は10月31日、台湾の食や文化を通じて秋田と台湾の友好を深める「台湾文化交流イベント あきたいわん祭2026」(秋田県共催)を秋田市の「エリアなかいち にぎわい広場」で開催している。11月1日までの2日間開かれ、台湾屋台グルメや文化体験、観光PR、ステージイベントなどを通じて台湾の魅力を紹介する。

東京から秋田台湾祭りに参加し、台湾の味と文化を届けた出店者たち。

出展者の多くは東京からの参加者。タピオカミルクティーや台湾雑貨、小籠湯包、台湾風フライドチキン「雞排」などが販売されている。また、関西からも台湾麺線店が出店している。

会場には台湾の国旗が、日本の国旗などとともに高々と掲揚されていた

初日は雨模様だったが、会場には獅子舞も登場し、台湾らしい賑やかな雰囲気に包まれた。

鈴木健太秋田県知事、台北駐日経済文化代表処の李逸洋代表(大使に相当)、冨樫博之衆議院議員らが挨拶し、秋田と台湾の交流拡大への期待を語った。

鈴木知事は、秋田空港と台北を週2便で結ぶ定期チャーター便について「運航期間が3年になり、搭乗率も90%を超えています。多くの台湾人旅行者が秋田を訪れています。さらなる増便と相互往来の拡大を目指します」と意欲を示した。「県民にも台湾へ足を運んでほしい」と呼びかけるなど、農産品の輸出や観光振興など「幅広い分野で交流を進めていきます」との考えを示した。

鈴木健太秋田県知事

冨樫議員は国会での台湾との友好交流について説明。「政党の枠を超えた議員連盟には230人を超える議員が参加し、訪台や国慶節の祝賀行事などを通じて交流を重ねています。こうしたつながりを大切にしながら、秋田と台湾が互いに発展できる関係を築けるよう、国会議員として応援していきます」と話し、雨の初日開催に「翌日も来場してほしい」と呼びかけた。

冨樫博之衆議院議員

李大使は、開催に尽力した関係者へ感謝を表し「台湾の人々が秋田に親しみを持ち、多くの旅行者が訪れています。文化、観光、物産などの分野で交流が一層盛んになることに期待します」と述べた。

台湾グルメを求める大勢の来場者でにぎわう会場。各ブースには行列ができた。

又井会長は、台湾から秋田への来訪が多い一方「秋田から台湾への直行便利用を増やすことが課題」と説明。台湾の食や文化、観光の魅力を秋田で体験し「実際に台湾へ行ってみたいと感じてもらうことが今回の開催につながった」と語った。また、準備を支えた関係者への感謝とともに、天候が不安定な中でも多くの来場者が訪れたことに喜び「周囲にも声をかけて祭りを楽しんでほしい」と呼びかけた。

雨にも負けず、傘を差しながら列を作る来場者たち。

台湾を身近に感じる機会を実際の訪台へとつなぎ、双方向の交流を育てる今回の催し。将来の定期便就航も見据え、地域全体で秋田と台湾のつながりを深めるイベントになりそうだ。2026.10.31