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台湾フェスタ2016開催、日本に新たな“台湾”伝える

観光や産業、芸能・文化、そして「美食の国 台湾」の魅力を伝える「台湾フェスタ 2016」(以下:台湾フェスタ)が、7月30日と31日の2日間、代々木公園イベント広場で開催された。

「台湾フェスタ 2016」が代々木公園で開催
「台湾フェスタ 2016」が代々木公園で開催

会場には、タピオカミルクティー、マンゴーカキ氷、臭豆腐、麺線、台湾の夜市で定番の特大フライドチキンの豪大大雞排など30ブースを越える台湾グルメの飲食店出展をはじめ、台湾観光局、エバー空港、トランスアジア航空など観光ブース、台湾最大のオートバイブランド「KYMCO(キムコ)」の日本法人であるキムコジャパン、台湾の総合エレクトロニクスメーカーであるASUS(エイスース)など台湾企業も出展し、多岐に渡る台湾の魅力をPRした。

トランスアジア航空のブース
トランスアジア航空のブース
ASUS(エイスース)ブースでは氷を使ったゲームを実施
ASUS(エイスース)ブースでは氷を使ったゲームを実施

その他、東京都や日本企業からのブース出展もあり、80以上の出展ブースが軒を連ね、会場は台湾さながらの熱気に包まれた。

飲食ブースには常に長蛇の列
飲食ブースには常に長蛇の列
牛肉麺などの台湾料理も大人気
牛肉麺などの台湾料理も大人気

さらに、メーンステージでは2012年のフジロックに張懸(Deserts Chang)という名義で出演した「安溥(アンプ)」や、骨太なテクノサウンドと脱力系ボーカルがどこか電気グルーヴを想起させる「台客電力公司(タイカーデンリョクコウシ)」、原住民シンガーソングライターの「巴賴 (バライ)」、2010年に台湾最大の音楽賞である第21回金曲獎での最優秀ユニットにノミネートされた「來吧!焙焙!(ライバ・ベベ)」、台湾ポップス界の注目のシンガー「陳零九(ナイン・チェン)」など来日ゲストのほか、台湾に縁のある多くのアーティストが出演し、日本人のまだ知らない新たな台湾を発信した。

来日ゲスト「台客電力公司(タイカーデンリョクコウシ)」のステージ
来日ゲスト「台客電力公司(タイカーデンリョクコウシ)」のステージ
原住民シンガーソングライターの「巴賴 (バライ)」
原住民シンガーソングライターの「巴賴 (バライ)」
「安溥(アンプ)」のパフォーマンス
「安溥(アンプ)」のパフォーマンス

 

今年の7月に台湾観光協会東京事務所所長に就任した鄭憶萍所長は、「台湾フェスタは台湾の美食や観光をPRしており、台湾観光促進にとても効果があると感じている。来場者の方々には、是非実際に台湾に足を運んで頂きたい。現地にはもっと美味しいものが沢山あります」とアピールした。

また、イベントに訪れた2児の母である女性来場者は、「子供も楽しめる内容で、とても充実していました。実際に子供を連れて台湾に行ってみたいです」と話したほか、30代男性来場者は、「ちょうど台湾に行く予定があったので、予習として来ました。どの飲食ブースも長蛇の列でビックリ!代々木公園で行われる他の国のイベントとの区別がもっとあると雰囲気が伝わって良いと思う」と話していた。

子供にも大人気の台湾セブンイレブンのキャラクター、OPENちゃんとPLEASEちゃんも新しい衣装で登場!
子供にも大人気の台湾セブンイレブンのキャラクター、OPENちゃんとPLEASEちゃんも新しい衣装で登場!

 

5年越しの開催となった舞台裏

 

 台湾フェスタ実行委員長の朱恭亮氏(日本華商総会副理事長、中華民國留日東京華僑総会 名誉会長)によると、台湾フェスタは2011年に中華民国100年のお祝いに合わせて、同年の8月開催を予定されていたが、3月11日に発生した東日本大震災の関係で延期となっており、このたび5年越しの開催となった。

台湾フェスタ実行委員長の朱恭亮氏
台湾フェスタ実行委員長の朱恭亮氏

 朱委員長は30日に行われた開会式のあいさつで、「2011年、日本が東日本大震災に見舞われた際、台湾からは200億を超える義援金をいただいた。私も日本の華僑の1人としてとても感動し、今回は台湾への感謝の気持ちも込めての実行となった」と伝えた。

 なお、代々木公園での実施にあたっては、常にイベントが行われているため、なかなか会場が取りにくい状況であったものの、東京都の日台議員連盟の議員らの協力を得て、会場を押さえられたという。これについて朱さんは、「このほどの都議員らからの協力も、東日本大震災の際の台湾の国民からの協力などがあった事による台湾のイメージアップも関係していたのではないか」と話した。

 また、朱委員長は今後について、「台湾フェスタを毎年続けていき、徐々に民間のビジネス外交などに繋げたいと思っている。昨年開催された上野の台湾祭りとも連携して行きたいし、僑務部以外の駐日経済文化代表処からの更なる協力を得られれば」との考えを述べた。

 

 

 

開会式に多くの著名人ら出席

 

30日に代々木公園イベント広場のメーン会場で行われた開会式には、このほど台湾フェスタの応援隊長を務めた在日台湾人2世モデルの「舞川あいく」さんや、現在台湾で女優として活躍中の大久保麻梨子さんも駆けつけ、会場に華を添えた。

応援隊長を務めた舞川と大久保麻梨子さんが開会式に華を添えた
応援隊長を務めた舞川あいくさん(左)と大久保麻梨子さん(右)が開会式に華を添えた

舞川あいくさんは、「私の両親は台湾出身です。私は日本で生まれ育ちましたが、私にとって台湾は第二の故郷のような存在です。この2日間、代々木公園がリトル台湾になります。皆さんこの機会にもっと台湾を好きになって欲しいと思っています。謝謝」とスピーチ。

続いて大久保麻梨子さんもあいさつし、「2010年に初めて台湾を訪れたとき、台湾人の人柄や素敵な町並みに一目ぼれして住み移り、もう5年になります。是非皆さんに台湾を身近に感じていただき、多くの日本人に台湾に訪れていただきたいなと願っています」と話した。

このほか、式典には台北駐日経済文化代表処の郭仲熙副代表、日本中華連合総会の毛利友次会長、衆議院の秋元司議員、元参議院の大江康弘氏、東京都議会議員のこいそ明議員らが出席し、台湾フェスタの開催を祝した。

開会式の様子
開会式の様子

「台湾観光舞踊団」が東北3県のお祭りで台湾文化PR

 

交通部観光局率いる代表団「台湾観光舞踊団」は8月3日から7日まで東北を訪れ、岩手県・山形県・宮城県のお祭りなどに参加した。

交通部観光局率いる代表団「台湾観光舞踊団」
交通部観光局率いる代表団「台湾観光舞踊団」

日台観光交流を目的に、10年以上前から東北の夏祭りに参加している同代表団は、伝統芸能団、伝練堂総芸団からなる。毎年スケジュールに合わせ、東北6県の祭りに出来る限り参加してきた。

今年は、4日に盛岡さんさ踊り、5日に山形花笠まつりのパレードに出演し、6日には仙台七夕まつりに参加した。また同日、JR仙台駅やJR盛岡駅では台湾観光協会による観光PRイベントが実施され、各所で獅子舞などの台湾文化を紹介し、台湾観光をアピールした。

山形花笠まつりのパレードにて
山形花笠まつりのパレードにて

 

JR仙台駅では台湾観光協会による観光PRイベントが行われた
JR盛岡駅では台湾観光協会による観光PRイベントが行われた

台湾観光協会東京事務所の鄭憶萍所長は、東北における祭り参加について、「東北の代表的なお祭りは、地元の方々へのPRのみならず、全国から集まった日本人観光客の方々にもPRできるため、とても効果的な活動だと考えている」と話したほか、「このような活動を続けることで、台湾観光の知名度拡大に繋がっている。また、盛岡さんさ踊りは台湾のランタンフェスティバルに参加するなど、お祭りを通じた交流も盛んになってきている」と成果を述べた。

 

 

各祭典を通じて日本地方との交流拡大

盛岡さんさ踊り当日午前には、台湾観光協会東京事務所の鄭憶萍所長率いる代表団の代表らが、岩手県の達増拓也知事を表敬訪問。鄭所長は、「毎年の温かいもてなしに感謝します」とあいさつしたほか、チャーター便の運航や姉妹鉄道協定を結ぶなど、岩手と台湾との交流は盛んで、岩手を訪れる観光客も年々増加している事を踏まえ、「岩手のさくらや温泉、グルメは台湾の人にとって大きな魅力。一層、観光交流を深めていきたい」と述べた。同団は表敬訪問後、今年で12回目となる盛岡さんさ踊りに参加した。

盛岡さんさ踊りにて、迫力のあるパフォーマンスを披露
盛岡さんさ踊りにて、迫力のあるパフォーマンスを披露
盛岡さんさ踊りのパレードで台湾文化をPR(提供:盛岡さんさ踊り実行委員会)
盛岡さんさ踊りのパレードで台湾文化をPR(提供:盛岡さんさ踊り実行委員会)

なお、山形市で5日に幕を開けた山形花笠まつりで同団は、パレード前に出発式を行い、県日華親善協会(後藤完司会長)からミニチュア花笠を受け取った。まつりが始まると、太鼓と銅鑼(どら)を響かせながら、竜神舞と獅子舞を披露し、会場は台湾ムードに包まれ大盛り上がり。陳慶宗団長は「山形の人の幸せを願った」と語った。

出発式で山形県日華親善協会からミニチュア花笠を受け取った鄭所長(右)
出発式で山形県日華親善協会からミニチュア花笠を受け取った鄭所長(右)

(写真提供:台湾観光協会)

台灣獎學金受獎生行前交流 前輩傳承台灣生活經驗

 駐日代表處於7月30日邀請獲得105年教育部台灣獎學金和教育部華語文獎學金的受獎生,出席赴台行前說明會,當天共有24位受獎日本學生出席,與台灣獎學金日本留學生會顧問長谷部茂、會長東城一和副會長渡邊俊彥等人一起進行交流。

教育組長林世英(前排右3)與台灣獎學金和教育部華語文獎學金受獎生合影
教育組長林世英(前排右3)與台灣獎學金和教育部華語文獎學金受獎生合影

 據駐日代表處教育組提供的資料表示,申請105年台灣獎學金的學生共有56人,較前一年度增加約60%,最後經過書面審查和面試甄選,總共錄取18人,而申請華語文獎學金的學生則有40人,較前年度增加約33%,最終錄取13人,從申請人數皆有成長來看,顯示日本民眾開始關注台灣的高等教育和華語教育。今年9月起,受獎生則將陸續至台灣大學、台灣師範大學、政治大學和台北藝術大學等校就讀。

受獎生同學交流會
受獎生同學交流會

 教育組照慣例於受獎生赴台前,在駐日代表處舉辦行前說明會,針對簽證申請、獎學金支領和居留辦理及國民健康保險等相關規定進行說明,教育組組長林世英在會中則期勉學生能夠勤勉向學,體驗和融入台灣生活,積極學習華語,盼能做為增進台日交流和情誼的橋梁。曾赴台留學的前輩則在會中和受獎生針對課程選修、簽證辦理及生活起居等面向互相交流,讓與會的學生深感獲益良多。(2016/08/09 16:51)

到奧多摩避暑去 體驗森林療法放鬆身心

 

 距離都心只要2個小時的車程就可以抵達位於東京都最西北端的奧多摩町,這個擁有超過900顆「巨樹」,被稱為有最多「巨樹」的城町。奧多摩町同時也是全日本總計62座具森林療法認證的森林中,唯一一座座落在東京都內的森林療法基地。

具有懷舊氛圍的奧多摩町車站
具有懷舊氛圍的奧多摩町車站
奧多摩町是東京都內唯一一座的森林療法基地,當地因為擁有超過900顆「巨樹」,而有巨樹最多的城町之稱
奧多摩町是東京都內唯一一座的森林療法基地,當地因為擁有超過900顆「巨樹」,而有巨樹最多的城町之稱

 所謂的森林療法基地是經由森林醫學的專家證實該座森林具有生心理放鬆效果,且具備完整的設施和自然環境,同時擁有2條以上森林治療步道才能獲得認證。奧多摩町轄區內除了有全日本首條專門為森林療法療程設計的登山步道之外,另外還有4條分別可以沿著奧多摩湖畔或是溪谷沿岸等步道,讓遊客沉浸在大自然的環境中。

鳩之巢的溪谷景色也是觀光客經常造訪之地
鳩之巢的溪谷景色也是觀光客經常造訪之地

 位在奧多摩湖畔的「山之鄉村」不僅有詳細介紹奧多摩自然環境的訪客中心,同時也設有露營場地,森林散步步道,館內則可體驗木工、陶藝或是手打蕎麥麵等活動,讓遊客從手工DIY開始放鬆心情。當地提供的奧多摩森林療法便包括有嚮導沿路介紹登山步道的自然環境,還有森林瑜珈和星空浴等內容,遊客可視自己停留在奧多摩時間長短來做選擇。除了森林療法之旅外,也有親子自然體驗之旅和觀光登山之旅等其他選擇,可以滿足嚮往大自然環境的遊客。

在山鄉之村體驗親自手作蕎麥麵,還有老師會現場指導
在山鄉之村體驗親自手作蕎麥麵,還有老師會現場指導
品嘗自己手作的蕎麥麵
品嘗自己手作的蕎麥麵
森林療法之一,有嚮導解說森林步道的自然環境
森林療法之一,有嚮導解說森林步道的自然環境
森林瑜珈可以放鬆身心
森林瑜珈可以放鬆身心
在奧多摩的深山體驗星空浴,也是森林療法的課程之一(Photo by Namiki)
在奧多摩的深山體驗星空浴,也是森林療法的課程之一(Photo by Namiki)

 JR東日本則配合夏日時節於今年8月13、14日及20和21日4天限定推出從川崎至奧多摩的榻榻米座位列車「座敷列車」,從都心往奧多摩的遊客,可以直接搭至青梅站轉乘座敷列車,享受與眾不同的電車體驗。另外,8月13日適逢當地舉行第39屆奧多摩納涼花火大會,看過都市叢林中璀璨閃爍煙火的遊客,不妨可以嘗試搭乘座敷列車遠走至奧多摩町,看著從愛宕山山頂打出約千發的煙火,欣賞被大自然包圍的煙火秀,應該可以為旅程留下些許不一樣的回憶。(2016/08/09 16:25)

 

JR東日本推出夏日限定的座敷列車(照片提供:JR東日本)
JR東日本推出夏日限定的座敷列車(照片提供:JR東日本)
座敷列車僅有8月13、14、20和21日4天運行(照片提供:JR東日本)
座敷列車僅有8月13、14、20和21日4天運行(照片提供:JR東日本)

「KANO1931海の向こうの甲子園」上映会に主演の永瀬正敏さん登壇

 

甲子園球場で第98回全国高校野球選手権大会の開幕前日、台湾文化センターで「台湾映画の新しい潮流を感じよう!~上映会&トークショー~第5回『KANO1931海の向こうの甲子園』」が開催された。

同イベントは、台湾文化センターとアジアンパラダイスの共催により2016年3月から12月まで実施する「台湾映画の新しい潮流を感じよう!」と題した上映会&トークショーの第5回として行われたもの。

当日は、映画「KANO1931海の向こうの甲子園(以下:KANO)」の主役の永瀬正敏さんがゲストということで、参加は同イベントシリーズ初の抽選とされ、3倍近い競争率となった。なお、聞き手はアジアンパラダイスの江口洋子さんが務めた。

ゲストの永瀬正敏さん(右)と、聞き手のアジアンパラダイス・江口洋子さんⒸ杉山亮一
ゲストの永瀬正敏さん(右)と、聞き手のアジアンパラダイス・江口洋子さんⒸ杉山亮一

KANOは2013 年に台湾で公開、2014年に日本公開、そしてDVDも発売されているが、いまだに全国各地の映画祭や上映会が行われているという希有な作品。これの上映に際して、スケジュールの許す限り駆けつけている永瀬さんが、同イベントにも登壇した。江口さんによると、通常、映画のプロモーション期間は公開から2〜3ヶ月で終了するとの事だが、2年の時が過ぎても、このように主演俳優が参加するのは例がないという。

永瀬さんが登壇すると来場者は、大歓声と拍手と共に最前列の観客が応援の横断幕を掲げたり、KANOフラッグを振って大歓迎。永瀬さんは、「大家好、こんなに時が経っても沢山の方がこの映画を見に来ていただいて、幸せです」と中国語を交えて挨拶した。このような永瀬さんの気さくな人柄が会場を包み、一気に和やかムードになった。

さらに、永瀬さんは上着のボタンをはずし、「KANO」TシャツのAKIRAバージョンを披露。これまでプロモーションやその他のイベントの際にも「KANO」Tシャツを着用したことがなく、これまた異例の事だったという。

トーク内容としては、6月に甲子園球場で開催された「台湾デー」で劉蒼麟(りゅう・そうりん)を演じた陳永欣(チェン・ヨンシン)による始球式の話題から始まり、4年前に遡りオファーを受けた時の印象、長い撮影期中の台湾生活や甲子園のセットについてなど撮影時の想い出、10万人が集まった嘉義でのプレミア、高雄での深夜に及んだサイン会、そして金馬奨受賞式でのエピソードなどを語った。

KANOのエピソードなどを語った永瀬正敏さんⒸ杉山亮一
KANOのエピソードなどを語った永瀬正敏さんⒸ杉山亮一

それぞれの話の中で、選手役を演じた”子どもたち”のことが随所に出てきて、永瀬正敏の彼らへの思いと絆の深さを改めて感じさせた。

その後行われた抽選会では、魏徳聖監督の製作会社「果子電影」より提供されたKANOグッズ(選手カードセット、シールとカンバッヂ&コインセット)を20人に、”隠し球”として魏徳聖プロデューサー、馬志翔(マー・ジーシアン)監督、永瀬正敏さん、呉明捷(ご・めいしょう)役の曹佑寧(ツァオ・ヨウニン)4人のサインボールを3人にプレゼントした。

さらに、今回は特別に日本の配給会社ショウゲートから提供の日本版ポストカードセットが、プレゼント抽選に外れた来場者全員に渡された。

KANOフラッグで記念撮影Ⓒ杉山亮一
KANOフラッグで記念撮影Ⓒ杉山亮一

KANOは1931年日本統治時代の台湾で、一勝もしたことのない嘉義農林学校の野球部に、日本人の近藤兵太郎が監督として着任し、台湾人・原住民・日本人による混成チームで甲子園の決勝戦まで進むという史実をもとに映画化された作品。台湾公開年には興行成績はもちろんトップ、歴代でも第6位となっている。

この台湾文化センターとアジアンパラダイス共催によるイベントシリーズの次回は、9月10日に実施する。上映作品は「九月に降る風」で、日本では権利切れのため貴重な上映となる。

 

(提供→主催:台北駐日経済文化代表処台湾文化センター/アジアンパラダイス、協力:果子電影/ショウゲート/ロケットパンチ)

台湾人「女子高生制服絵師」が出版記念個展

蚩尤さんの個展開催
蚩尤さんの個展開催

爽やかな制服美少女を描く”女子高生制服絵師”として知られる台湾人イラストレーター「蚩尤」(しゆう)さんは7月16日より同24日まで、中野ブロードウェイ内のギャラリー リトルハイで個展「制服至上ファイナル─『制服至上3』出版記念─」を開いた。

台湾人イラストレーター「蚩尤」さん
台湾人イラストレーター「蚩尤」さん

今回の個展は台湾で発売されるイラスト集「制服至上3」の出版を記念してのもの。会場には、ここでしか手に入らない完成したばかりの「制服至上3」が販売されたほか、約30点の作品展示や、オリジナルのクリアファイル、バッチなども販売された。また、初日の16日には蚩尤さん本人が来日サイン会を開催し、蚩尤さんの個展を心待ちにしていた多くのファンが来場した。作品購入者の先着20人には、限定で直筆イラストもプレゼントされた。

会場には多くのファンが訪れた
会場には多くのファンが訪れた

同展は、同所で昨年開催した蚩尤さんの日本初個展が好評を得た事などから、リトルハイ代表の小高均さんが蚩尤さんを招致。個展開催したもの。

蚩尤さんは、「『制服至上』の1冊目は台湾の北部、2冊目は南部、今回出版した3冊目は中部の学校の制服を中心に描いた。これまでに台湾の学校509校の中の代表的な160校の制服を描いているため、同シリーズではこれが最後の個展だと思う。機会があれば日本の制服も描いてみたいが、日本は取材の許可を得るハードルが高いのでそこは懸念している。だが、オファーがあれば是非」と話した。

もともと、25歳から28歳の女性を中心に描いていたという蚩尤さんは約4年前、台湾の出版社GAEA BOOKSから制服の女子学生を描いてほしいというオファーを受け描き始め、今までに約500枚の作品を書いてきたという。

背景は台湾の西門町
背景は台湾の西門町

「それほど興味がなかった制服も、描いていくうちに興味が沸いてきた。2冊目を書き始めた時にある学校から『うちの高校の制服を描かないか』との呼びかけがあり、学校の中に入って学生たちとおしゃべりしたり、取材を通じて雰囲気をつかみながら、校則に忠実な制服姿の女子学生を描くようになった。今後は、ストーリー仕立ての漫画に挑戦したい」(蚩尤さん)。

彼が描く絵の背景は、台湾南部の高校ならば南部の風景、北部の学校なら北部の風景を書くようにしているという。蚩尤さんは、「学生たちが見たときに、自分がその土地の人なのだということを更に認識してもらいたいという思いで背景を選んでいる」と語る。

昨年の個展で知ってからずっと蚩尤さんのファンだという日本人は、「日本だと、制服を描くイラストレーターはいても、大体が架空の制服です。実際にある制服を本物に忠実に描いているというところが魅力です。また、女子学生のポージングも日本にはない新鮮なものが多く、注目しています」と話していた。

また、4年前からファンだという日本人男性は、「蚩尤さんのイラストは、日本のイラストと同じように見える部分もあるが、実際はそうでもなく、描写がデッサンをされている方のタッチという事がわかる。骨格を意識したラインを感じる。また、色使いはとても台湾らしさを感じます。彼のイラストは絵の綺麗さが一番。その次に制服なのだろう。彼が書く別の絵も見てみたい」とコメントしていた。

台湾、南沙諸島の領有権改めて主張

南シナ海の領有権をめぐり、フィリピンが2013年1月に領有権を主張する中国を相手取り、「国際法違反だ」と訴え起こした国際仲裁手続きについて、常設仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)が7月12日、南シナ海をめぐる中国大陸の権利主張を認めない裁定を公表した。

判決では、台湾が実効支配する南沙(スプラトリー)諸島の太平島について、「島」ではなく「岩」だとしている事から、台湾の総統府は同日、「受け入れられない。中華民国(台湾)には法的拘束力がない」と主張した。

これを受け、海軍の康定級フリゲート「迪化艦」は予定よりも1日早い13日、南シナ海でパトロールを行うため、台湾南部・高雄の左営軍港を出発した。出発前には蔡英文総統も乗艦し、「今回の任務は、国益を守る台湾人民の決意を示すものだ」と乗組員らを激励したほか、仲裁裁の判決は「わが国の南シナ海の島嶼(とうしょ)とその関連海域に対する権利を大きく損なった」と指摘した。

出発前に海軍の「迪化艦」に乗艦し乗組員らを激励した蔡英文総統(提供:中央社)
出発前に海軍の「迪化艦」に乗艦し乗組員らを激励した蔡英文総統(提供:中央社)

また、馬英九前総統も16日、同島での主権や海洋権益の確保に向けた提言を蔡英文政権に対して行ったという。この提言で馬前総統は、できるだけ早く太平島に領海や排他的経済水域(EEZ)などを設定して公表するよう内政部に求めたほか、同島の滑走路の延長や、海外主要メディアへの意見広告掲載などを提案しているとしている。馬前総統は退任直前の同年1月に太平島を視察したほか、3月には海外メディアを同島に招待して「島」であることなどをアピールしていた。

蔡英文総統の対応としては、19日に行われた就任後初となる国家安全ハイレベル会議で、複雑な南シナ海問題に取り組むには、国際法に基づいた平和的解決のほか、多国・地域間協議に台湾を加える事、関係各方面には南シナ海における航行と飛行の自由を守る義務がある事、中華民国(台湾)は、争議の棚上げと資源の共同開発による紛争の解決を主張する事などの「4つの原則」を関係各方面が守る必要があるとの考えを示した。

さらに、蔡総統はこの4つの原則のもと、関係省庁に対し、漁業権の保護や護衛能力強化による漁業操業の安全の確保、関係各方面との対話や協議の推進、海外の学者による、南シナ海・南沙(スプラトリー)諸島の太平島での科学研究の実施、同島を人道支援センター、補給基地とするための国際組織との連携、海洋法分野での人材育成などを指示した。

なお、20日には台湾の与野党の立法委員8人が、太平島を訪問し、改めて領有を主張した。8人は空軍のC130輸送機で太平島を訪れ、約3時間滞在。島内を視察し、「岩ではなく、間違いなく島だ」と改めて強調した。

日台の「人材マッチング会」が日本で初開催

 

台湾経済部と台湾貿易センター(TAITRA)は7月22日、品川プリンスホテルのメーンタワー10階ムーンストーンで、台湾企業のグローバル人材採用支援活動の一環として「2016台湾企業人材マッチング会」を開催した。日本での同会開催はこれが初めて。

「2016台湾企業人材マッチング会」会場の様子
「2016台湾企業人材マッチング会」会場の様子

同会は、台湾本土及び台湾資本の企業で勤務意欲のある学生、社会人、転職希望者を対象に開催したもので、日本の優秀な人材を求める台湾企業19社が参加した。参加企業の業種は、電子電機産業分野の半導体、LEDなどの技術系企業が半数以上を占め、ASUS JAPANや中華電信などの大手企業も参加した。

参加者は事前申込みの時点で約280人の応募があり、会場では日本人に加え、在日台湾人の姿も目立った。年齢層も様々で、新卒、大学卒業後の若者から転職を希望している40~50代男性の姿も。

台湾貿易センター東京事務所の呉俊澤所長は開催概要を「台湾産業は様々な転換期に入っており、その上で日本の技術的に豊富な人材は今後の発展に繋がるとみている」とし、「今回参加した企業の3分の2が東京に支社を持つ台湾資本の企業です。日本現地での経営面で人材発掘がネックになっている事は、かねてよりの課題と聞いていた。台湾現地の本社のサービスを向上させるためにも日本の優秀な人材は必要だ」と説明した。

一対一で丁寧に説明
一対一で丁寧に説明

クロマジャパン管理部の鈴木嘉課長は、「台湾にある本社の社員は中国語のみが多い。弊社の日本拠点では、日本語と中国語が出来る即戦力の人材が欲しい。また、技術者不足の現況のため、中国語ができ両国の懸け橋となる人材を求めているがなかなか難しい。このマッチング機会は、直接会って話しが出来るためとてもありがたい機会だ」と話した。

また、台湾の大学で4年間勉強したという参加者の女性は、「自分が培った中国語力を生かしたくて今回参加しました。私は宮城県出身で、東日本大震災の時に台湾が世界で1番の支援をして下さったことを知り、そこから台湾に興味をもって留学しました。台湾に恩返しをしたいという気持ちがあるので、是非台湾に関する企業に就職しようと思っています」と意欲をみせた。

また、同会には経済部投資業務処の連玉蘋処長も来場し、海外人材誘致公式サイト「Contact Taiwan」について説明した。連処長によると、経済部は今年の6月28日、「バイオ医薬品」、「国防」、「スマート機械」、「グリーンエネルギー」、「IoT(モノのインターネット)」などを重点産業に掲げ、台湾企業と海外のグローバル人材を結びつけるために同サイトを開設、運営を開始した。同サイトにはすでに台湾企業808社と海外人材3368人が登録済みであるとした。連処長は、「特に日本の人材に同サイトに登録して会員になっていただきたい。さらにより多くの海外の人材に対し、台湾に来て働いて頂きたい」と期待している。

JAL台湾支店長「観光誘致へ顧客層の多様化と地方PRを」

2015年における日台双方の人的往来は対前年比19%増となり史上初めて500万人の大台を突破した。その後も、日台間観光客の往来は相変わらず活発であり、先日交通部観光局および台湾観光協会が発表した観光統計によると、2016年上半期(1月~6月)に日台間を往来した旅行客数の累計は310万9892人にも上っている。

しかし、このうち台湾からの訪日観光客数は約223万19人であったのに対し、日本からの訪台観光客数は87万9873人で、前年同期比17.87%増だったとはいえ、人口の比例で考えれば、まだまだ台湾訪日観光客数の方が比率は高く、観光面における「台湾の片思い」は今でも続いているのが現状だ。

この状況をどのように抜け出し、両想いにさせるか・・・。日台観光における現状と今後の展望について、今年の4月に台北市日本工商会の理事長に就任した日本航空(以下:JAL)台湾支店・佐藤晴之支店長に話を聞いた。

「最近の日本人が考える台湾旅行へのイメージは、『若い女性のお手軽旅行』が主流で、訪問先も台北が多い。このままでは、これ以上伸びるのは厳しいだろう」(佐藤支店長)。

台湾観光協会の顧問も兼任する佐藤支店長は、「現在の台湾観光PRには少し問題がある。少し前にマンゴーカキ氷や小龍包など、ありきたりな内容を推し出している台湾観光誘致コマーシャルが日本で流れていたが、今の時期にこのPRの仕方は違うと思う」と問題点を指摘。その上で佐藤支店長は、「新たなターゲットの矛先を家族三世代、絆を深められるような『安心安全家族旅行』とし、新たなターゲットの多様化が必要であると力説する。理由として「この方が単価は高くなるし人数も増えるだろう」と提起し、さらに「台北はシーズンにより、ホテル不足の問題もあるし、価格も上昇する。本当に観光客を誘致したいのならば、単価の高い顧客を増やさなければ難しい。もちろん若い女性層は現在の観光客の役半数を占める大切な層だが、今後倍増するかというと、それも難しい。台湾の地方の積極的な観光PRも必要です」(佐藤支店長)。

台湾地方の積極的なPRを訴求する佐藤支店長は、現在、JALでは成田から台北と高雄の2都市に飛ばしているという。他の地方への新たな就航区間の設定に対する問いには「実際、他の地方に飛ばしても儲からない。札幌は考えるが、これも台湾から札幌への片方のみの需要だ。北海道から台湾への乗客はそんなにいないだろう。これは厳しい現実」とした。

現在、日本では様々な地方が観光客誘致のためにLCCを就航しているが、佐藤支店長によると、これは日本の県がそれぞれに優遇処置を施すなど、かなりの補助を与えているから成り立つという。台湾の地方でも、ある程度の運航をしているものの、「さらなる地方への観光客取得を目指すため、より力を入れていく必要があるかもしれない」とは佐藤支店長の持論だ。

最後に佐藤支店長は、「台湾観光の誘致に向けては、日本側としても何かサポートできたらなと思っている。世代を超えて日本人が台湾に訪れ、台湾への理解を深めてくれればと思う」とし、未来の日台関係に期待を示した。

 

日本航空台湾支店・佐藤晴彦支店長
日本航空台湾支店・佐藤晴之支店長

松本彧彦氏が外務大臣表彰個人賞を受賞~日台における初の快挙~

 

平成28年度の「外務大臣表彰受賞者」がこのほど発表され、約50年に渡り日台関係に尽力している日台スポーツ・文化推進協会の松本彧彦(まつもと あやひこ)理事長が個人賞を受賞した。台湾関連の個人賞受賞は初の快挙。また団体部門においても、台湾における日本語教育を推進している台湾日語教育学会及び日本語教育と日本文学研究を推進する台湾日本語文学会の2団体が受賞した。

松本理事長は7月20日、外務省が飯倉公館で行った「平成28年度外務大臣表彰式及びレセプション」に出席し、岸田文雄外務大臣から表彰状が授与された。

外務大臣表彰個人賞の表彰状を受けとる松本彧彦氏(提供:外務省)
外務大臣表彰個人賞の表彰状を受けとる松本彧彦氏(提供:外務省)

松本理事長は後日インタビューで受賞について、「日台関係は今まで外務省にとっては日陰の存在だった。だが、今の日本政府をみると、蔡英文政権に対しては安倍信三首相も好意的であり、このことも受賞に関係したと思う。今回私が台湾関連の個人賞の第1号に選ばれた訳だが、これについて交流協会も大変喜んでいる」と述べた。なお、松本理事長によると、授賞式には交流協会の今井正理事長も駆けつけ、松本理事長に対し祝辞を述べたという。

松本理事長(2列目右8)の受賞は日台関係で初めて(提供:外務省)
松本理事長(2列目右8)の受賞は日台関係で初めて(提供:外務省)

外務大臣表彰は,多くの人々が国際関係の様々な分野で活躍し、日本と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしているなかで、特に顕著な功績のあった個人および団体について、その功績を称えるとともに、その活動に対する一層の理解と支持を国民各層にお願いする事を目的としている。

今年度の表彰は個人142人、31団体。うち、国内在住受賞者は個人25人、7団体、海外在住受賞者は117人、24団体だった。