第4原発建設中止を求めデモ勃発。馬英九総統が第4原発の凍結を表明

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第4原発建設停止を求め数万人規模のデモが行われた
第4原発建設停止を求め数万人規模のデモが行われた(写真提供:中央社)

第4原発(新北市貢寮区)の建設中止などを求める市民団体や支持者達によるデモ活動やイベントが連日に渡り実施されていることを受け、馬英九総統は4月27日、第4原発1号機は安全検査が終わり次第計画を凍結し、2号機は建設作業を停止すると発表した。また、今後の商業運転の可能性については“公民投票”で決定するという。

林義雄・元民進党主席が第4原発建設停止を求めて22日から断食に入った時より改めて関心が高まり、26日午前7時には総統府(台北市)前の凱達格蘭(ケタガラン)大道で約7000人規模の原子力発電所の廃止を訴えたランニングイベントが行われた他、27日には建設停止を求める数万人が台北駅前の幹線道路に座り込むといった大規模デモが実施された。警察は通勤時間帯の交通に影響が出るとして28日未明から強制排除に乗り出し、放水車を出して強制排除に当たったところ、一部の市民と警察が衝突し、合わせて数十人がけがをして病院に運ばれた。台湾メディアによると5月1日には新たな反核デモ運動が計画されているという。

この30年来、各界では第4原発の存続・廃止をめぐって意見の相違があり、激しく対立してきた。建設工事はほぼ終わりに近づいていたが、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて住民の間で不安が高まっていたことを受け、去年から工事が中断されている。

台湾人カメラマンと台湾人書道家によるコラボ展示会、福岡で開催へ

張文燦カメラマン
張文燦カメラマン

日本、台湾両国で活躍する台湾人カメラマンと台湾人書道家がコラボした展示会が、5月15日、福岡アジア美術館で開幕する(主催/九州台日文化交流会、協賛/西日本国際財団、後援/台北駐福岡経済文化弁事処、台湾貿易センター福岡事務所、中華航空)。台湾人カメラマン・張文燦氏は、これまで日本、台湾で様々な写真や映像を撮影してきた。書道の陳世憲氏は、芸術家として台湾内外から高い評価を受けている。日本、台湾の両国で展示会を開催しているという張文燦氏は、今回、台湾で撮影した写真を中心に発表する。「今回のメインテーマは『家の中』。台湾の家の中を多く撮影し、日本の屋内との『比較』を表現したい。この作品展を通じて、多くの日本人に『台湾の文化』にも興味を持ってもらい、足を運んでいただければ」と話している。

 

福岡アジア美術館
福岡アジア美術館

「陳世憲書道・張文燦写真二人展〜燦線」

会場/福岡アジア美術館8階交流ギャラリー

(福岡市博多区下川端3−1)

期間/5月15日(木)〜20日(火)

午前10時〜午後8時(最終日午後5時まで)

主催/九州台日文化交流会

協賛/西日本国際財団

後援/台北駐福岡経済文化弁事処、台湾貿易センター福岡事務所、中華航空

于右任の代表作が集結した「逝世50周年記念于右任回顧展」

「逝世50周年記念于右任回顧展」に展示されている于右任の草書
「逝世50周年記念于右任回顧展」に展示されている于右任の草書

于右任の逝去50周年を記念して開催される「逝世50周年記念于右任回顧展」のオープニング式典が4月23日、東京芸術劇場5階展示ギャラリー入り口前ホールにて行われた。同式典には台北駐日経済文化代表処・沈斯淳代表や交流協会・小松道彦総務部長、中華海峡両岸文化資産交流促進会・王水衷名誉理事長、ユーキャン・品川惠保会長などが参列。

オープニング式典でのテープカット
オープニング式典でのテープカット

「逝世50周年記念于右任回顧展」の会期は4月23日~4月27日、主催は美術新聞社、台北駐日経済文化代表処、台湾文化部、国立歴史博物館。ギャラリー内には歴史博物館と促進会、そして于右任の息子さんから提供された于右任の書道作品が83点、肖像画1点、計84点の選び抜かれた于右任代表作品が年代順に展示されていた。中には台湾に先がけ日本で公開する作品もある。

美術新聞社・萱原晋社長
美術新聞社・萱原晋社長

美術新聞社・萱原晋社長に同展開催の目的を聞くと、「中国や韓国の一部で簡体字ではない、成り立ちがしっかりと読み取れる“漢字”が再び重要視されてきている今、振り返ってみれば20世紀には于右任という巨匠がいた。ところが于右任は日本ではあまり評価されていないし、認知度も低い。于右任の代表作ばかりを集めたこの回顧展を通じて日本の皆さんにも于右任の評価を高めて頂きたいと思い企画した」と話した。

于右任の作品を鑑賞する台北駐日経済文化代表処・沈斯淳代表【写真中央】
于右任の作品を鑑賞する台北駐日経済文化代表処・沈斯淳代表【写真中央】

また、式典後には回顧展鑑賞や、張炳煌教授による記念講演「于右任の人と書」、杭迫柏樹氏・江口大象氏・張炳煌教授による記念鼎談「于右任の書について」、そして記念レセプションが行われた。回顧展鑑賞では沈斯淳代表が歷史博物館展覧組の蔡耀慶氏らにより説明を受けながらギャラリー内を1周し于右任への理解を深めた。

張炳煌教授による記念講演も行われた
張炳煌教授による記念講演も行われた

 

台北駐日経済文化代表処・沈斯淳代表による挨拶
台北駐日経済文化代表処・沈斯淳代表による挨拶

沈斯淳代表は挨拶として「100年前、于右任先生は清朝末期の動乱を避けて東京に住んだ経験があり、それが日本に対する特別な思いの源になっている。この度の回顧展を通して日本の方々に台湾で守り伝えられてきた書道芸術についての理解を深め、互いに切磋琢磨し、書道芸術交流を推進し、台日文化交流がより一層深く、親密になることを心より祈念している」と述べた。

また、蔡耀慶氏は回顧展鑑賞後、「于右任の息子さんからの提供作品の中には于右任が台湾に来た後、34歳の誕生日に息子と妻に残した詩などもある。今回展示されている于右任の草書からは時代の変化を読み取ることも出来る」と述べた。

人気テレビ番組「大口吃遍台湾」〜台湾ビジネス後継者を育てる育成プログラムの「教材」になっていた

グルメの見どころ盛りだくさん
グルメの見どころ盛りだくさん

 

撮影風景
撮影風景

日本人司会者が台湾の街を歩き、様々なものを食べ、コメントをしていくという台湾放送の旅グルメ番組「大口吃遍台湾」が、台湾でビジネスエリートを育てる人材育成プログラムITIの授業に使用されていたことが分かった。授業のテーマは「日本語での味の表現」。「大口吃遍台湾」では日本人の司会者・阿松氏が各地を食べ歩き、基本的には「日本語」で味を表現し、また、「口に合う」「合わない」といったこと「美味しい」を連発するばかりではなく、味に関しても踏み込んで具体的な表現をしているため、教材としては適切と判断されたようだ。学生達は、授業の中で、毎回、阿松氏の食のレポートを見て、日本語で書き取ったり、自分で発音をしたりして、日本語を鍛錬していた。

阿松氏と話す台湾人研修生
阿松氏と話す台湾人研修生

また、学生達はビジネスプログラムで来福した際に、阿松氏本人と対面し、興奮気味で写真を撮影したりしていた。行政主導の教育プログラムで、民間放送のテレビ番組が使用されるのは極めて稀なことだが、当番組は質の面でも、基準をクリアしたと言える。面会した学生達は笑顔で「阿松老師」と呼ぶなどして交流を深めていた。台北のビジネスプログラムでは今後も、大口吃遍台湾の教材としての使用を続けていく予定だ。教務担当者によると、「大口吃遍台湾はバリエーションのある言葉を使っての表現が特徴で、学生達の語彙力のアップに繋がる。学生達も阿松氏本人と会って喜んでいた。今度は、学校に阿松氏本人を呼んで講演をしていただきたい」とコメントしている。

台南を代表する企業の熱血漢〜創意工夫の黄清樹董事長

取材に応じる黄清樹董事長
取材に応じる黄清樹董事長

台南市の安平工業区にある会社「亨達模具股份公司」。スポーツ用品や家庭用電化製品などを広範囲に渡る生活系用品を取り扱う会社だ。その会社で社員をはじめ、地元政財界から尊敬を集める人物がいる。その人物とは黄清樹董事長だ。台湾では欠かせない「お茶」を時間通りに湧かして注ぐ「お茶汲みマシン」や多機能コーヒーメーカー、自転車に使う軽素材のヘルメットまで、ユニーク、かつ実用的な製品が並ぶ。「私は常に『どういうものがあると生活に便利か?』ということを考えながら暮らしている。社員との会話もヒントになり、人とのコミュニケーションからも商品のアイデアが生まれることが多い」と黄清樹董事長は話す。製品は、中国大陸や東南アジア諸国などにも販売。台湾を代表する企業と位置づけられている。日本企業とも技術強力など様々なコラボレーションも行っており、黄董事長は「日本は技術が優れている。我々も日本の良いところはどんどん吸収していきたい」と話す。社員とのコミュニケーションや趣味を非常に大切にしているという黄董事長。穏やかな口調で笑顔たっぷりに話す姿勢の柔らかさと聡明かつ柔軟な発想力に、人望も厚い。定期的に、台湾各地から極上の肉や海鮮などを集めて董事長自らが料理を作り、社員やその家族に振る舞うパーティーを行っている。

 

多くの大会を主催
多くの大会を主催

また、スポーツ分野に対しても、全力でバックアップをする。趣味が高じた「ソフトボール」ではメインスポンサーになって大会を主催するなど、文化や運動面からも台南人の生活を考えている。「『人を助ける』というのが私の人生の身上でもある。余暇の楽しみが増えれば人生は豊かになる。台湾人の生活を彩り深いものにするための一助になれば」と黄董事長は話す。自然に振るまい、自然に生きる・・・というのがモットーの黄董事長は「会社としては、より多くの地域や台湾に貢献できるように、趣味の面でも、楽しく人間らしくをテーマに人と関わっていきたい」と今後の抱負を語る。

王建民投手と黄清樹董事長
王建民投手と黄清樹董事長