台北駐日経済代表処・沈斯淳代表と熊本県・蒲島郁夫知事、定期便開設に向け協力体制へ

台湾の台北駐日経済代表処代表の沈斯淳氏と熊本県の蒲島郁夫知事は4月2日、県庁で会談し、台湾南部最大の都市、高雄市と熊本県を結ぶ定期便開設に向けて協力していくことで一致した。

浦島知事は昨年度の国際チャーター便運航が過去最多だったことや、熊本県と高雄市の経済交流に関する覚書締結などを説明し、「熊本県と高雄市の交流がより活発になるよう、定期便就航に力添えをお願いしたい」と述べた。

これに対し沈斯淳代表は「産業交流と対話の促進に向け、一日も早く定期便が実現するよう、双方が努力すべきである」と答えた。

 

熊本県の蒲島郁夫知事(=写真中央)は25日、陳菊高雄市長(右)を訪問【写真提供:中央社】
熊本県の蒲島郁夫知事(=写真中央)は25日、陳菊高雄市長(右)を訪問【写真提供:中央社】

なお、熊本県の蒲島郁夫知事は3月25日、高雄市との交流強化のため、陳菊高雄市長を訪問しており、両都市間の定期便就航の早期実現に協力を求めた。陳市長はこれに対し、「都市交流と定期便就航は双方の観光業発展に寄与するとし、その早期実現に向けて努力する」と述べている。

「西日本台湾学友会」の交流会、福岡市で開催

西日本台湾学友会が主催する交流会「我愛台灣聯誼會」が福岡市で開かれ、福岡をはじめとする九州の経済界等で活躍する台湾人、日本人の会員等約90人以上が出席した。西日本台湾学友会の海めぐみ会長は「今後も連携し合い学生同士の交流の推進、台湾と日本を結ぶ友好活動をより活発にしていきましょう。今日は皆さんにお集まりいただき感謝しています」と挨拶した。九州を中心に活動する台湾人ネットワークの決起を高めるのが狙いで、先立って開かれた総会では会務報告、会計報告が行われた。

挨拶をする台北駐福岡経済文化弁事処の戎義俊処長
挨拶をする台北駐福岡経済文化弁事処の戎義俊処長

台北駐福岡経済文化弁事処の戎義俊処長は「チャイナエアラインの宮崎〜台北線がこれまでの週2便から週3便に増便する。昨年、台湾の訪日観光客は約234万人に達した。訪日外国人観光客のうち、4人に1人が台湾からの観光客ということになり、日台の人の繋がりが活発になっていることを示している。5月には弁事処が各所と共同主催して、修学旅行と教育のセミナーを開催する。秋には九州国立博物館で故宮博物院展が開催され、国宝級が初めて日本に持ち出されることになった」と話した。

福岡県中華総会/呉坤忠会長
福岡県中華総会/呉坤忠会長

福岡県中華総会・王子昇僑務委員が乾杯の発声をした後、プレゼント抽選会も開催。中華航空、エバー航空からそれぞれ、福岡-台北往復航空券が出品されるなど、豪華景品に会場は湧きに湧いた。台湾、福岡を共通テーマに美食を囲んだ宴は盛り上がりを見せ、各分野での交流も進んだ。約3時間に及んだ会は、福岡県中華総会の呉坤忠会長のユーモア溢れるスピーチと万歳三唱で幕を閉じた。

記念撮影
記念撮影

 

チャイナエアライン〜台湾人観光客に向け「九州」の魅力をPR

九州の魅力をPRするチャイナエアライン
九州の魅力をPRするチャイナエアライン

3月末から宮崎・台北便を増便し、さらに利便性を増したチャイナエアラインは、台湾人観光客に向け九州を強くPRしている。同社発行の機内誌では、3月号で「福岡」を特集。舞鶴公園や博多の屋台を「見所」として紹介している。

チャイナエアラインでは、宮崎・台北便を、従来の週2便から週3便に増便。鹿児島・台北線が週4便のため、宮崎線の増便で、南九州から台北へは「毎日」の運行となった。中華航空・九州山口地区支店の曽煜屏支店長は「鹿児島など南九州観光を希望する台湾人旅行客は増加傾向にある。台湾へのビジネス利用の九州在住者も増えており、需要を考えたうえでの増便」としている。機内誌「DYNASTY」でも、宮崎、鹿児島、熊本と「南部」を含めた九州全体の魅力も紹介。

機内誌で福岡の魅力を特集
機内誌で福岡の魅力を特集

九州エリアでは、福岡便も1日2便の運航へと増えており、九州と台湾を結ぶ空の便は利便性を増している。曽支店長は「台湾から南九州への観光客は増えている。九州新幹線も開通したことで、九州内の移動も便利になっている。鹿児島は台湾でも大流行したテレビ番組・大河ドラマ『篤姫』の舞台となった場所。宮崎は台湾の人々にとって、未開拓で知らないところも多いのではないか。これからも、台湾人観光客に九州の楽しさをさらに味わってもらえれば」と話している。

 

「黒田官兵衛」、チャイナエアライン機内食に登場!

チャイナエアライン機内食に搭乗した「黒田官兵衛」
チャイナエアライン機内食に搭乗した「黒田官兵衛」

九州と台北を空の便で結ぶ架け橋として様々な活動を行うチャイナエアラインが、さらに、魅力あるアクションを仕掛けた。同社では4月1日から、福岡発台北行の便(CI111便、CI117便)、エコノミークラス機内食で、福岡に所縁のある武将であり、現在NHK放送の大河ドラマで注目されている「黒田官兵衛」にちなんだスイーツの提供を始めた。提供されるのは如水庵の「官兵衛の赤合子〜餅どら」。ブレンドされた小麦粉ともち米、もちもちとした黒糖生地で粒あんを包んだ「餅どら」スイーツは、形状もユニークで「官兵衛の赤合子」を表現。6月30日まで提供される予定だ。

九州を訪れる台湾人客は年々増加傾向。「福岡」地場のスイーツは台湾人をさらに魅了し、福岡から台湾へ向かう日本人搭乗客にとっても「日本のスイーツの美味しさの再発見」へと繋がることが予想される。チャイナエアラインは「当社は福岡と台湾の架け橋として、搭乗いただいた皆様に『日本の歴史』を紹介したい」としている。

台湾プロ野球リーグで活躍の小林亮寛投手、中南米リーグに参加

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小林亮寛投手
小林亮寛投手

台湾プロ野球リーグでゴールデングラブのタイトルを獲得するなど2年間にわたって活躍、その後も韓国に渡るなど精力的に活躍の場を広げる小林亮寛投手が、昨年冬も海を渡り、ドミニカで開催された「ウインターリーグ」にトライ。昨年11月から12月まで、ドミニカの首都サントドミンゴに滞在した。

「メジャーリーグの各球団にとっては選手の発掘だったり調査している選手の新鮮な情報を集めるショーケースとしての役割に注目が集まります。選手が個性的なのでアジアに比べて『野球の幅が広い』と言う印象です。パワーやスピードに加え、細かいコントロールや走塁、連携プレーなど素晴らしいプレーがありました。また、ドミニカ共和国の場合はメジャーリーガーでも球団と折り合いがつかず自由契約となった選手達も沢山います。ウインターリーグのチームは登録選手が毎日入れ替わり補欠の選手も50人以上いるそうなので、試合に出ることすらままなりません。なのでプレーしている選手達は必死です。一打席でも1イニングでも多く試合に出なければ良い契約を勝ち取れないからです」

小林投手は昨シーズン韓国・高陽ワンダーズで全48試合中29試合49イニングに抑えとして登板。シーズンの疲れを「動きながら緩める」ということが目的にあった。日本、台湾、韓国、さらにはメキシコ、カナダ等、様々な国のリーグでプレーした小林投手だが、ドミニカではさらに新たな発見があると言う。

「ドミニカ行きを決めた理由は温暖な気候の中で肉体のリセットをすることが目的でした。2年間、韓国の高陽ワンダーズでプレーしたのですが厳しい練習に加えシーズンでフル回転したこともあり身体が硬くなりスピードが落ちて来ていたので動きながら身体を緩めることと、アジアには少ない硬く傾斜の強いマウンドでの投球をしたかったからです」

ドミニカでの収穫は非常に大きかったと言う。「日本には寒い冬があり『冬の間の過ごし方』が存在しますが、中南米の殆どの選手は一年中プレーしながら生きています。走り込みや投げ込みといった作業がなくても野球選手としてのポテンシャルは非常に高いのです。走り込みや投げ込みはしませんが計算されたトレーニングなど弛まぬ努力をしています。自分がこれまでやって来たことが本当に正しかったのだろうか?と問題提起してくれました。中南米の野球ファンにとってはメジャーリーガーなどが帰国し母国でプレーをするため『本格的な野球シーズン到来』でもあり各国で盛り上がりを見せます。ドミニカの経済状況や社会状況に触れ、『ドミニカ人選手達がどういった経緯でメジャーリーガを目指すのか?』を知ることが出来ました。16歳半からプロ契約が出来るため少年達は自分を売り込むため連日トライアウトを受けます。多くの野球少年にとって野球はお金を稼ぐ為の手段なのです」

自らの能力を高めるだけではなく、「ドミニカでの野球の現状」を目にしてきた小林投手は、今後も、野球に関する様々な経験を少年や野球ファンに伝えていきたいと話している。

 

台湾メディアも招請・・・「食の都ふくおか」レセプション、福岡で開催

福岡の食を堪能する出席者達
福岡の食を堪能する出席者達

世界の一流シェフが福岡県産の食材で作った料理を振る舞うレセプションが、福岡市内のホテルで開かれ、約80人が参加。台湾メディア・BonVoyage総編集長・呉建誼氏も招かれた。実行委員会の前川道隆委員長が「福岡は食べ物が美味しく、物流が整備されているが、ブランド力では弱い部分がある。福岡の食の魅力を国内外にどう発信していくか考え、世界に向けて発信していく契機にしたい」と述べた。開催ホテル総料理長の磯山俊二氏は「この時間を楽しく和やかに過ごしていただければ幸いです」と来場者に挨拶した。福岡市の中園政直副市長は「美味しいものには言葉は必要ありません。料理を作っていただいたシェフの皆様に感謝したい」と話した。

格付けガイドブック「ミシュラン」で一つ星を獲得したシェフ2人が、福岡県産の甘鯛を使ったフライや福岡県産牛頬肉の煮込み料理といった創作料理、さらには県産イチゴあまおうをふんだんに使用したデザートなど豪華な「フルコース」でもてなした。

BonVoyage総編集長・呉建誼氏(左)
BonVoyage総編集長・呉建誼氏(左)

BonVoyage総編集長・呉建誼氏は「福岡は食べ物も美味しいし、人も優しい。台湾からは交通も便利が良く、取材等の形でまた訪れたい」と来福の手応えを述べた。福岡商工会議所の末吉紀雄会頭は「今夏に九州では初のミシュランガイドが発行される。食に対する期待も高まる中で、この時期にイベントが開催されたのは良いタイミングになるだろう。食の新たな魅力を引き続き、発信していきたい」と語った。