呉副総統が「台湾の人材は国際的に尊重」と談話

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 吳敦義副総統は3月23日、「第9回上銀機械論文章」の授賞式に参加した際、「台湾は天然資源が乏しい、だからこそ人材の養成を大変重視している」と談話を発表した。また「馬英九総統が推進する人材育成は、国としての安全に結び付くものだ」とし、「台湾は人材に依存することで国際社会からの尊重と歓迎を受けることができている。これにより国際的な評価も常に上位に位置しているものと見られ、多くの観光客を台湾に呼び寄せている要因である」と、台湾の人材育成及びその能力を賞賛した。
 呉副総統は「台湾は天然資源に乏しく99%を輸入に頼っている。また、天然災害も少なくなく、世界銀行によると、台湾は地震が発生しやすい地形でさらに台風や水害など複合式の災害が起こりやすい国の一つとされている。だが、幸いなことに国は非常に人材養成を重視して、台湾は国際的評価の各項目で上位にランクインしている。これは台湾の人材能力が国際的に高評価を受けている事を示している。これは来台する観光客の増加にもいえることだ。また、台湾人が国際的に評価されることによって台湾人がビザなしで入国可能な国は2008年の54カ国から現在では132カ国に大幅に増えていることからも窺える」と続けた。
 今回の授賞式は大手機械メーカーの上銀科技が9年前より行っているイベントで、さらに2011年から両岸(台湾と中国)4地区の博士論文賞を行っている。呉副総統はこのようなイベントを継続して行っている同社を評価し、「今後は機械でノーベル賞を獲得できる企業になれるよう、また台湾・機械産業の国際的競争力がさらに向上するように期待している」と応援のエールを贈った。