台湾観光大使ショウ・ルオ、東京スカイツリーでファンミーティング開催

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ショウ・ルオとファンたち
ショウ・ルオとファンたち

台湾の最高層ビル「台北101」と台日観光ランドマーク友好キャンペーンを実施中の東京スカイツリー4階スカイアリーナ広場で、9月13日、台湾観光局は観光誘致団と一緒にPRイベントを開催した。午前10時過ぎより広場出展ブースでは前日の帝国ホテルでのワークショップに続いて台湾各地から来た地方自治体観光担当、旅行会社やホテルなどの誘致団がPR活動を開始、一方、広場特設ステージでは、同様に前日に続いて台湾伝統楽器生演奏(鹿谷国楽団)や台湾先住民舞踊団「泰雅原舞工坊」が登壇し、様々な歌と踊りで会場を盛り上げ、東京スカイツリーを訪れた日本人に台湾の魅力をアピールしていた。

出展ブースを訪れたトランスアジア航空株式会社の横田恵三郎北東アジア地区総支配人日本支社長は、台湾誘致団の規模や日本人旅行客の減少に言及しながら「当社は9月26日から成田-台北(桃園)線を週7往復で新設することになりました。ぜひ日本人の方に台湾に遊びに来ていただきたい」と述べていた。

桃園縣政府観光銷局の李復華科長は、桃園は歴史的なスポットが多いとし、「中華民国蒋介石総統が住んでいた建物で一番人気です。また、兵士の衛兵交代式も有名です。こちらは桃園の神社です。日本以外で一番いい状態が保たれています」と自信をのぞかせた。

花蓮の麗格休閒飯店の張暁凌さんは、「花蓮は台北から近く景色も美しいところです。ぜひ来てください。今回のイベントの反応が良く、日本の協力に感謝します。私たちも日本に来て日本からも台湾に来ていただいて交流が活発になれば嬉しいです」と喜んだ。

こうしたなか、午後1時には、この日最大のイベントがスタートした。

台湾を代表するトップスターで台湾観光イメージキャラクターを務めるショウ・ルオ(SHOW/羅志祥)が特設ステージで特別観光イベント「再開TAIWAN in 東京」を開催した。これは、交通部観光局が4月14日、台中市内で実施した特別観光イベント「台湾ロハスの旅~アジアのハートを探せ~」、及び、7月20日、基隆港東四ふ頭で実施した観光イベント「おいしい関係でSHOW in台湾」に次ぐ第3弾。この日を楽しみにしていた約260人のファンは、「トキメキファンミーティング」や「記者会見」を、ショウ・ルオとゲストの渡辺直美さんやNMB48(小笠原茉由さん・小谷里歩さん・上西惠さん)と一緒に楽しんだ。

さて、司会の佐藤麻衣さんが登壇すると一気に雰囲気が高揚し、続けてショウ・ルオが姿を現すと会場は悲鳴に包まれた。佐藤麻衣さんが「日本に来てどこに行った?」と聞くとショウ・ルオは「原宿。1日買い物。上から下まで」と答え、歓声が上がる。

ファンミーティングは、まず、「教えてもらいまSHOW」コーナーでファンとの交流が行われた。あらかじめ参加者から質問が書かれた紙が入った箱が用意され、そこから1枚ずつ抽選する仕組み。「日本人のものまねをして」「最近見た映画。誰と見たか」「パンツの色は」「最初に日本人の女子に中国語を教えるとしたら何を」「日本に来て食べたものでおいしかったものは」などの質問が飛んでいた。

午後1時半過ぎ、ゲストの渡辺直美さんが登壇。台湾人の母を持つという渡辺さんは台湾によく旅行するという。台湾でも人気の芸人。持ちネタの「ビヨンセ」をせがまれ、一瞬、披露すると大爆笑が。ショウ・ルオとの楽しい掛け合いの後、台湾交通部観光局謝謂君局長が登壇し、渡辺直美さんに記念品(ダブルハピネスカップ)を贈呈。その際のスピーチで「ショウさんが観光大使に選ばれたのはカッコいいだけでなく、演技や歌や踊りが上手で兼ね備えているだけでなく、ショウさんは親孝行で台湾を愛しているからです」と述べると会場から一際大きな拍手が起きていた。

「ロマンチックなスポット紹介コーナー」では、「台北101のカウントダウン花火」「ランタンフェスティバル」「女子必見の台南の4件のお寺」が紹介された。

午後2時過ぎ。2組目のゲストとしてNMB48(小笠原茉由さん・小谷里歩さん・上西惠さん)が登壇。小笠原茉由さんの台湾体験をめぐるトークで盛り上がったところで台北駐日経済文化代表処沈斯淳代表が登壇。NMB48に記念品(ランタン)を贈呈した。沈斯淳代表が「ここにおられるショウ・ルオさんは、台湾の人気歌手で、有名なバラエティ司会者でもあり、才能あふれる若手タレントです」と挨拶すると会場から大きな拍手と声援が飛ぶ一幕も。また、沈斯淳代表は1月から7月までの間で台湾から日本への旅行者が約136万人に達し、前年比51増というデータを挙げながら、「機会を作られてぜひ台湾に遊びにいらしてください。皆様のお出でを心から歓迎し、お待ちしております」と結んだ。

この後、ホテル宿泊券などが当たる抽選会が行われ、午後2時半過ぎには楊秋興行政院政務委員、交通部陳建宇次長が到着。ここで東武タワースカイツリー株式会社伊藤正明社長が登壇。楊秋興行政院政務委員との間で記念品の交換が行われた。

総じて、ファンとの交流では、告白、腕相撲、お姫様だっこなど、ショウ・ルオのサービス精神にファンは満足し、終始笑いが絶えなかった。

最後は記念撮影だった。来賓全員のショット、ショウ・ルオとNMB48のショット、ショウ・ルオ単独ショット、そして、ショウ・ルオとファン全員のショットと続いた。ファンの多くはこの間の台湾でのイベントにも参加しており、熱烈なファンが多い。この9月28日、渋谷公会堂で行われるライブに行く予定の女子も多く見受けられた。

参加したファンにインタビューした。

「このイベントが決まった瞬間に申し込みました。7月の基隆のイベントにも行きましたよ。ファンになったきっかけは2009年の日本のドラマ出演から。歌も歌えて踊りも上手で司会もできるところが好きです」(2人組の女子ファン)

「私たちも7月の基隆のイベントに行きました。話が面白くてなんにでも頑張るところが好き。とにかくカッコいい」(3人組の女子ファン)