「JATA旅博2013」新企画“旅博市場”に大規模台湾ブースが出現

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賑わう台湾パビリオン特設ステージ
賑わう台湾パビリオン特設ステージ

台湾交通部観光局は、9月14日・15日、東京ビッグサイトで開催中のアジア最大級の旅の祭典「JATA旅博2013」に出展、40小間の大規模パビリオンを展開し、お得なツアー情報や選りすぐりのステージイベントで訪れた大勢の“台湾”旅行ファンを“おもてなし”した。

今回、台湾からは163人(約80機関)のサプライヤーからなる過去最大規模の観光誘致団が来日し、9月12日より連日、帝国ホテルや東京スカイツリーでのイベントを通じて、ガイドブックには紹介されていない各地のレアな観光情報等を日本の旅行業界に紹介してきた。一方、今年の「旅博」には新コンテンツがいくつか登場したが、台湾はそのなかの「旅博市場」(旅行ツアー商品販売コーナー)に出展した。従来の国・地域別出展ゾーンではなく、チャレンジングな選択をしたのが特徴だ。

パビリオン内の特設ステージでは、午前10時30分より、台湾先住民舞踊(「泰雅原舞工坊」舞踊団)、伝統音楽演奏(鹿谷国楽団)、お楽しみゲーム大会(投球ゲーム・じゃんけんクイズ)、台湾旅行パックタイムセール、タピオカミルクティDIY体験&試飲会(春水堂)といった企画が終日、催され、ステージ前は常に大勢の人々で賑わっていた。

なかでも、司会者と観客との間のじゃんけんクイズでは、じゃんけんの勝者を対象に、台湾の人口を当てる3択問題などが出題され、一番目の正解者に台湾の高級ホテルの宿泊券が当たった。台北ハワードホテルの宿泊券をゲットした30代の女性は、「まさか勝つとは思っていまえんでした。本当に嬉しいです。台湾が大好きで何度も旅行しています。おいしいものを食べてきます」と興奮ぎみに話してくれた。

ステージが最高に盛り上がったのは、株式会社ユナイテッドツアーズによるタイムセールだった。羽田発、四つ星デラックスホテル宿泊、台北3日間(12月1日~1月22日出発)が9800円。2人1室で3組が抽選で当たるというもの。希望者に抽選権が配られ(半券を箱に回収)、抽選を台湾原住民舞踊団の一員が手伝った。主催者が当選者を読み上げると会場には悲鳴と歓声が巻き起こった。

タピオカミルクティDIY体験&試飲会も、女子の参加希望者が多く、じゃんけんで5人に絞られた。終了後先着100人に無料でタピオカミルクティが配られ、行列ができた。

3人組の女子は「タピオカは大好きです。今回もまっさきに台湾のブースにやってきました。台湾が好きですからね。ほかのブースには行きません」と台湾フリークぶりをアピールしていた。

さて、台湾パビリオンは中央に、映画「千と千尋の神隠し」のモデルとなった街九份を模した大きな喫茶コーナーが設けられ、台湾誘致団の役員をはじめ多くの旅行ファンが訪れていた。また、巨大スペースの四方は台湾の春・夏・秋・冬の代表的観光地が描かれた看板で囲まれ、台湾北部、中部、南部等に分かれたブースでは、誘致団のサプライヤーが資料を手に訪問者に声をかけていた。どのブースも旅行ファンで賑わっていた。

日台観光促進協会のブースでスポーツ分野の商品を担当していた男性は「オススメは『台湾キング・オブ・マウンテン2013』。サイクリングツアーです。もう1つが、今年12月の10万人が集まる世界最大のマラソン『台北マラソン参加ツアー』です。一押しです」と力を込めた。

チャイナエアラインのブースでは、男性担当者が「台湾からたくさん日本に来ていただいていますが、日本からも負けないぐらい台湾を訪問していただいて経済交流が双方活発になればと思います」と述べていた。

エバー航空のフェイスブックキャンペーン(※)の担当女子は「社員は参加できません(笑)が、誰でも参加できます。いかがですか?」と呼びかけていた。

※(14日・15日に限り、エバー航空ブースの写真を参加者かエバー航空のフェイスブックにアップすると全員にオリジナルグッズが当たる)

台湾パビリオンは大盛況だった。