中国語を話すアフリカ・マラウィ孤児からの贈り物

0
キレのある功夫を披露するマラウィの子供たち
キレのある功夫を披露するマラウィの子供たち

親がエイズなどで亡くなり、孤児となったアフリカ・マラウィ共和国の子供たちへのスポンサー支援や学校設立、食糧配給、職業訓練などの活動を行う台湾の慈善団体「阿弥陀仏ケアセンター(中国語:阿彌陀佛關懐中心、以下:ACC)」は7月5日、ACCの施設で生活するアフリカの孤児たち13名によるチャリティーイベント「アフリカの子どもたちからの贈り物」東京公演を東京池袋の豊島公会堂にて行った。(主催:世界華人工商婦女企管協会日本分会東京ACC)

同公演は日頃の世界各国からの支援に対し、感謝の意を伝えるとともに、孤児院の運営への理解と援助の拡大を目的に企画された「Taiwan 2014 愛飛揚之旅」の一部として行われたもの。日本では大阪、京都でも公演したほか、台北駐日経済文化代表処への表敬訪問も行った。

自分たちの今までを表した迫真の演劇
自分たちの今までを表した迫真の演劇
ACCに保護された当時は骨と皮の体であったのが嘘のような鍛え上げられた肉体
ACCに保護された当時は骨と皮の体であったのが嘘のような鍛え上げられた肉体

約2時間にわたる同公演で子供たちは、日本語の歌や中国語の歌、アフリカの民族ダンス、自分たちの今までを表した演劇、そして毎日練習しているという功夫(カンフー)などを披露。なかでも功夫は素晴らしく、ACCに保護された当時は骨と皮の体であったのが嘘のような鍛え上げられた肉体で、キレのある動きや空を飛ぶような後方転回などを披露し会場を沸かせた。

日本語の歌「ふるさと」や中国語の歌も披露した
日本語の歌「ふるさと」や中国語の歌も披露した

ACCの発起人である慧禮法師は「ACCの保護する子供たちは既に6000人を超えており、その1人1人は空の星のようにとても輝いている。ACCでは子供たちにマラウィの教育文化はもちろん、中華文化や中国語なども教えている。世界平和、世界平等の台湾文化を子供たちに伝えていきたい」と述べたほか、台湾政府や後援を行う各団体・個人に対し感謝の言葉を述べた。

ACCの発起人である慧禮法師
ACCの発起人である慧禮法師

公演終了後、ACCで生活する女の子、萬享(ワンシャン)さんは中国語で「私は将来開業医になりたいです。なぜならアフリカでは病気の時にちゃんと世話をしてくれる人があまりいないからです。将来、私がお医者さんになって病気の人達の役に立ちたいです。日本は良い国ですね。日本人はとても礼儀正しいとおもいます」と笑顔で話していた。

台北駐日経済文化代表処・沈斯淳代表夫妻らと記念撮影
台北駐日経済文化代表処・沈斯淳代表夫妻らと記念撮影

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here