男児の不安を払拭~ピンク色のマスクで

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登壇者全員がピンク色のマスクを着用して記者会見に臨み(写真提供:中央社)

台湾中央感染症指揮センターは4月13日、登壇者全員がピンク色のマスクを着用して記者会見に臨み、「ピンクも悪くないですよ」(陳時中指揮官)と、子供たちに呼び掛けた。台湾では、現在、新型コロナウイルスの感染防止策として皆マスクを着用しているが「ピンク色のマスクの着用を嫌がる男児がいる」との市民から声を受けてのパフォーマンスだ。

市民の声は、同12日の会見で「学校でからかわれるのを心配してピンク色のマスクの着用を嫌がる子供がいる」との指摘から。台湾は現在、マスク購入に実名制を導入しており、マスクの色は選べない。「マスクの色はどれも同じ。誰が着けても構わない」(陳時中指揮官)と語りかけ、自身の子供のころは米アニメ「ピンクパンサー」が好きだったと明かし、「あの頃はピンクは実に人気の色だった」とマスクの色を気にする子供たちを安心させるように語り、諭していた。