「世界幸福度報告書」で台湾 が東アジでトップ~表記 をめぐり抗議

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台湾外交部、表記をめぐり抗議(Twitterから)

 国連は3月19日、2021年度の「世界幸福度報告書」を公表し、台湾は149カ国・地域中24位で東アジア地域のトップだった。しかし報告書では「中国台湾省」と表記されており、これを受けて台湾外交部は3月20日、Twitterに英語で投稿し「台湾は中国の一部でないからこそ幸せ」と発信した。駐ニューヨーク台北経済文化弁事処は国連に対し訂正を要求した。

 国連の報告書は台湾を「中国台湾省」と表記。これが台湾の怒りを買った。台湾外交部は「私たちは東アジア一番幸せの国である事に光栄を感じたが、私たちは中国の一部でない。正直言えば、中国の一部でないからこそ幸せだ」と投稿した。

 日本は世界56位で、台湾、タイに次いで東アジア第3位だった。韓国は世界62位、中国は世界84位だった。

 なお、国連の「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク」(SDSN)は、国内総生産(GDP)、健康寿命、自由度、寛容さ、腐敗程度などの項目で対象国・地域をランキング付けしているもの。