台湾ウナギコロナ禍で日本輸出減~国内消費に注力

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うなぎ弁当(写真提供:中央社)

台湾で高価な食材とされる「うなぎ」。今年の取引価格がこのほど、例年の半分まで暴落した。台湾農業委員会漁業署はこれを受け、5月8日から6月末まで、8種類のうなぎ弁当を高速道路のサービスエリア10ヶ所で販売すると発表した。

農業委員会によると、台湾のうなぎの輸出先は日本が約97%で第1位。しかしここ2年間、シラスウナギ(うなぎの稚魚)の採捕量が増加し、さらに新型コロナウイルスの影響で日本への輸出量が減少。これらの影響でうなぎの取引価格が半減した。

漁業署の張致盛署長は「うなぎの池入れ数量に関して、国際的制限がある。台湾は最多10トンまでとなる。ここ数年、台湾におけるうなぎの稚魚の採捕量は5トン超え、池入れ量も5トン超えている。うなぎの生産量が以前の平均2500トンから7000トンに急増した。さらにコロナの影響もあり、海外のうなぎの消費量が伸び悩んでいる。今こそうなぎを食べる絶好のチャンスだ」と説明した。

台湾の人々にも国産のうなぎを味わってもらおうと、農業委員会漁業署は業者と提携し、5月9日母の日の前に、「日本風」、醤油、米酒、ごま油などを使った「台湾風味」、「蒲焼き」など、8種類のうなぎ弁当を発売すると発表した。台湾中南部雲林元長郷の落花生、莿桐郷のにんにく、台湾の醤油ブランド、丸莊醤油など、台湾産の食材を使い、台湾のうなぎの美味しさを届けようと工夫する構え。

これらのうなぎ弁当は、一個台湾元128元から850元(およそ日本円500円から3325円)、5月8日より高速道路のサービスエリア10ヶ所で販売されている。期間は6月末まで。なお、財団法人台湾区うなぎ発展基金会もこの間、「台湾うなぎ地図」を公開。産地から食卓へと、うなぎ愛好者にとっては「うなぎ」をたっぷり堪能できる機会を設けている。