【日台友好】台湾龍華大と明新科大の学生ら九州豊前市を訪問

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市による歓迎会

台湾私立龍華科技大学と私立明新科技大学の学生訪問団はこのほど、福岡県豊前市(後藤元秀市長)を訪問し、日本文化の見学及び日台学生間の交流などを行った。

台湾私立科技大学の学生らが豊前市を訪問

今回の訪問は、2021年に豊前市と台北駐日代表処福岡分処が調印した「日台教育交流協議」や台湾私立科技大学校院協進会との「海外教育拠点設置協議覚書」によるもの。龍華科大訪問団は6月19日から同26日、明新科大訪問団は7月3日から同9日の期間訪れた。

同市の文化観光協会に見学

後藤市長は「台北駐日代表処福岡分処や協進会と調印してから2年、遂に台湾の友人と会うことができた」とし「豊前市は台湾と一番良い関係を持つ町を目指している。今回の訪問で、日本文化の魅力を伝えたい」と挨拶した。同市の尾澤満治議長も「皆さんから元気を感じている。豊前市訪問でたくさんの経験をもらえるように期待している」と語った。

求菩提山資料館を参観

また台湾友好議員連盟の会長で同市の副議長でもある郡司掛八千代氏は「自分の息子も台湾の師範大学に留学した経験があり、台湾の友達からいろいろお世話になった。今回の豊前訪問は皆さんに役に立つと信じている」と述べた。

宇佐市宇佐神宮見学

今回の交流イベントの主催で豊前市政顧問を兼任している一般社団法人日本国際交流協会の馮彦国執行長も「両科大訪問団を丁寧に招待していただいた豊前市に感謝を申したい」と話した。また、同協会の最高顧問を務める賀川洋教授は取材に応じ「九州の面積は台湾とほぼ同じで、互いに深い関係を持っている。生徒たちに日本歴史を紹介できることは大変うれしく思う」とした。

豊前市は国際共生推進室と今年4月に設置された同市の観光協会が案内役を担当し、訪問団に地元企業と観光スポットを紹介した。豊前市有名の産神楽、求菩提山文化資料館、醤油味噌体験の見学のほか、龍華科大は別府大学、明新科大は西日本工業大学にそれぞれ訪問し、日台学生交流会を行った。

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