台湾生活用品の商談会 東京で開催

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台湾生活用品の商談会が東京で開催

台湾の生活用品を集めた商談会が9月1日、東京で開催された。台湾企業81社130人以上のスタッフらが魅力ある独自の商品を来場者にアピールした。

この商談会は台湾経済部国際貿易局と台湾貿易センター(TAITRA)が台湾企業の日本市場開拓を支援すると共同で開催したもの。今年で28回目となり、新型コロナウイルスの影響で4年ぶりに対面で開かれた。

TAITRAの王熙蒙秘書長は「8月28日に福岡で、同30日に大阪でも商談会が開かれ、いずれも350社以上のバイヤーが訪れた」と説明。また「日本政府が公表した『2023年4~6月国内総生産』や日経平均株価からみれば、日本の景気が回復している。これから日本市場の開発をさらなる深化していく」と意気込んだ。

日本貿易振興機構の河田美緒理事は挨拶で、商談会をきっかけとした台日貿易のさらなる拡大に期待を寄せた。

TAITRAによると、参加企業のうち、半数を超える45社が特許を取得しているという。

4年ぶりの対面での商談会

虹坊が出品した人間工学などを取り入れてデザインした乳がん患者向けの下着は、台湾の大病院と提携している他、欧米市場でも販売されている。同社の関係者は、すでに医療機器メーカーなどが協力に意欲を示していると語った。

猫アトランティスはペット用ドライシャンプーやえとの動物をデザインしたカップなどを出品。多くの来場者の注目を集めた。

なお、台湾経済部とTAITRAは今年11月、東京で日本台湾形象展を開く予定で、日本と台湾のビジネス交流を深める。