台湾の非政府組織（NGO）中華文化総会はこのほど、来月10日の双十国慶節に開かれる記念式典で東京農業大第二高校（群馬県高崎市）の吹奏楽部「エメラルドナイツ」がパフォーマンスを披露すると発表した。昨年の京都橘高校に続き、2年連続で日本の高校の吹奏楽部が記念式典に招かれることになる。
中華文化総会はホームページで「東農大第二高校は総勢148人という大所帯で台湾訪問する」と説明。「同校吹奏楽部は51回の県大賞金賞、西関西大会2年連続で金賞、さらに昨年の全日本マーチングコンテストで3大会連続で金賞を受賞している名門校だ」と紹介した。
また同校吹奏楽部は式典に先立ち、来月8日に台湾高雄市でも演奏会を行う。高雄市政府は「一行を文化関連の見学を案内するほか、地元の学生との交流会の予定も組んでいる」と説明した。
中華文化総会の李厚慶秘書長は「日本と台湾は深い友情に加え、新型コロナが流行っている時も互いに助け合ってきた。昨年の国慶節記念式典には初めて外国団体を招待するとして、京都橘高校を招いてパフォーマンスを披露した」とし「東農大第二高校の吹奏楽部の演奏を通じて日台友情の絆をさらに深めていく」とコメントした。
なお、東農大第二高校の吹奏楽部のほか、台北市立建国高校のカラーガード隊も今年の記念式典に出演する予定で、2023年世界カラーガード大会で準優勝を受賞した曲目「家是心之所在」を披露する。
