旅日僑界為日議員岸信夫籌組後援會 盼促台日關係發展
日本中華聯合總會名譽會長詹德薰日前號召東京僑界具分量的僑界人士一起組成日本眾議院議員岸信夫的後援會,擔任後援會會長的詹德薰則表示,目前發起人約有20人,今後希望可以募集到百位會員,一起為台日交流關係貢獻心力。

詹德薰提到日本年長的政界人士或國會議員和台灣的關係良好,現在需要的則是加強與青年世代議員的交流,而岸信夫正好是現任自民黨的日台經濟文化交流促進會青年議員會的會長,因此,去年在東京之星銀行的祝賀晚會上,便向岸信夫提起僑界有意為他成立後援會,岸信夫也樂見其成,因而於今年9月2日在東京都內舉辦後援會的發起人聚會,並在會中討論未來後援會的活動模式等內容。


詹德薰表示未來後援會將計畫在1年內安排3至4次的學習會,互相交換台日各領域交流的意見,同時也會支持岸信夫每年舉辦2次的聚會活動,和舉行高爾夫球交誼賽等增進雙方的情誼。
「歳月の旅‐張照堂写真展」が台湾文化センターで開催

台北駐日経済文化代表処台湾文化センターは9月1日より10月30日まで、虎ノ門の台湾文化センターにて「歳月の旅‐張照堂写真展」を開催している。同展では台湾の写真家である張照堂(ジャン・ジャオタン)が1970年から1990年までに撮影した作品から、同じく写真家の沈昭良(シェン・ジャオリャン)が、社会の記憶や心象風景を切り取ったものを中心に精選し、計23点を展示している。同展は、故郷から離れて生活する台湾人が一様に持つであろう思いや、追憶を呼び起こす一方、張照堂の写真作品が台湾やアジアをはじめ、グローバル化する世界の写真シーンにおいていかに独特で豊かな言葉を携えているかを日本人に伝えることを目指している。写真は、観客が作品を鑑賞しながら作者の写真の旅の道筋を辿り、張の体験した歳月や時代にすっと入り込める様な工夫が凝らされている。
問い合わせ→台湾文化センター:03-6206-6180
台湾伝統楽器のオーケストラ「台北市立国楽団」が日本公演

一般的なオーケストラとは異なり、二胡や笙、琵琶、哨吶(チャルメラ)など、台湾の伝統楽器を主に演奏する台北市立国楽団が10月12日、加賀市文化会館にて日本公演を行う。この公演の総合プロデュースは日台で活躍する歌手の寒雲さん。当日は会館前に台湾の屋台が出店するため、台湾グルメを楽しむこともできる。また、山梨台湾総会による台湾少数民族の踊り「台湾山地舞」も披露される予定だ。なお、同公演には第61回NHK「紅白歌合戦」にも出場したクミコも出演して台湾音楽に華を添える。料金は指定席が4000円、自由席は3000円(自由席のペア券は5000円)となっている。チケットの購入は加賀市文化会館、アビオシティ加賀、中日サービスセンターなど。
問い合わせ→寒雲事務所:090-9764-0555
福岡で台湾語を学ぶ人の「台湾料理教室」
福岡市の関連施設の「あいれふ」で9月5日、「福岡の留学生から学ぶ外国語教室(台湾語)」の授業の一環としての「台湾料理教室」が開かれた。参加した生徒は18人。女性13人男性5人の構成で、調理テーブルの広さの関係から班を4つ分け、各班それぞれが4種類の料理を作る試みだ。

4種類のメニューは蛋餅(ダンピン)、魯肉飯(ルーローハン)、番茄炒蛋(とろとろトマトと卵炒め)、珍珠奶茶(タピオカミルクティー)。生徒の中には、食べ慣れた人もいたが、一方で名前も味も知らない初心者も。必要な調味料や乾燥食品は2~3日前に専門店で、また、肉や野菜は朝早くから開いている近所のスーパーで当日買い揃えた。お米は農家の生徒が持参した自家消費用の特上品を持ちこんだ。
材料の使い方や調理の手順を説明したのは、福岡大学の留学生で講師の陳勝仁さん。「普段は料理を作らないけれど・・・」。少しおぼつかないところが笑みを誘う。

そこを台湾に何度もグルメ旅行に出かけ、日ごろ台湾料理店を食べ歩いて舌が肥えている女性陣が手助けしてリカバー。和気あいあいと調理が進んでいく。合間には「陳先生、ちょっと見て下さ~い!」という少しトーンの高い声があり、隣の調理テーブルを横目で見て「あっちの方が進んでいるみたいよ。急がなくちゃ!」などの声も聞こえる。人数で圧倒されているせいか、男性陣の声はあまり聞こえない。男子はニコニコしながら女性陣の指示で材料を揃えたり、使い終わった調理器具を洗ったり、途中の味見をする役回りの様だ。
その後調理も順調に進み、まず仕上った蛋餅がテーブルに並べられた。蛋餅はハムや野菜などを乗せた薄焼き卵をクレープ状の粉生地で包み込んで作られている様だが、逆に生地を具入り卵で巻いている班もある。しかし、どちらにしても落ち着いたもので、「まあ、美味しそうに仕上がったわ!」と、澄まし顔である。

次いで番茄炒蛋が甘い香りを漂わせる。「台湾料理の優しさ、マイルドさを一番良く代表しているのがこの料理なんだ」と言っている声も聞こえる。豚肉と椎茸を甘辛く炒め、香ばしい匂いを広げる具材をご飯の上に乗せて完成するのが魯肉飯だ。並べられた丼鉢は、お店で食べるような雰囲気を醸し出す。醤油と砂糖のさじ加減によって辛めになったグループも、甘めに仕上がったグループもあり、色も味も香りも独自性があった。

最後に熱湯の鍋からボールに移し、冷やしておいたタピオカをオタマしゃもじで掬ってミルクティーに入れると珍珠奶茶の完成だ。元は茶色いタピオカだが、熱いお湯の中で真っ黒になるところを初めて見た人も多かったようだ。

その後、4種類全部の料理が仕上がったら待望の試食会が始まった。すでに2時間経過しているため、お腹が空腹信号を出している人も。陳先生の「皆さんご苦労様でした。じゃあ食べましょう」の挨拶とともに、一斉に「いただきます!」の声が上がり、今度はお箸がお椀やお皿とぶつかる音がしばらく続く。

少し胃袋がふくれたところで、味の自慢や作る時の苦労話があちこちで聞こえ始める。作るときも楽しいが、大勢でおしゃべりをしながら食べるのはもっと楽しい。「台北の有名ホテルで食べた蛋餅と遜色ない仕上がりになったわね」。「この魯肉飯はいける!お米が美味しいせいかな?」。「デザートにふわふわ氷にマンゴーをいっぱい乗せた掻き氷があるともっと良かったわね!」などのほか、タピオカの原材料についての「講義」まで、様々な話題がグループの中だけでなく、テーブルを飛び越えて交わされる。さらに先月、5人組バンド・Mayday(五月天)の公演を見に東京まで行ったという話が出ると「エッあなたも行ったの!私も行っていたのに会わなかったわね」との話題に。参加者全員が台湾と台湾人と台湾料理が大好きなのだ。
参加メンバーは、5月から始まった「福岡よかトピア国際交流財団」主催の台湾語(びんなん語)教室の20代から70代までの生徒。教室に入ったきっかけは、「台湾の音楽やドラマ、アイドルが好きだから」、「最近台湾の人と知り合ったので」、「台湾旅行で親切にしてもらい、興味を持つようになったため」、「歴史や文化を含めて台湾の事をもっと知りたいので」、「日常生活で台湾語が使われる中南部を訪れてみたいので」、「台湾とビジネスする可能性が出てきたため」など様々。ただ共通点は、台湾の人と台湾語でコミュニケーションの修得を目指すのが目的という事だ。

アジアのゲートウェイを目指す福岡市では、国際交流に必要不可欠な「言葉の習得」を通じて市民が国際理解・交流を深めるために、平成3年より「留学生から学ぶ外国語教室」を開始している。この活動は、民間交流のきっかけ作りを目指したもので、スタート時は中国語、広東語、韓国語、インドネシア語、マレー語、スペイン語の6言語だったが、平成27年度には17言語まで増えている。累計の受講者数は延べ9,621人に達し、特に台湾語(びんなん語)は平成16年度の開講だが、現在人気の言語教科項目になっている。

講師の陳勝仁さんは、台湾・屏東の出身で高雄の文藻外語学院で日本語を学び、兵役(海洋警察)を終えた後、2010年に日本に来たという。来日最初は東京や大阪で働いたが、2014年に福岡大学に入学し、現在商学部貿易学科で学んでいる。卒業後は日本で就職し、日本の女性と家庭を持ちたいと言う。クラブ活動はソフトボール部に所属し、合宿や対外試合にも積極的に参加。勉強、部活、アルバイトを両立しながら、週に1度とはいえ、準備に時間のかかる台湾語教室の講師は大変な事。しかし当人はいつも笑顔を絶やさず、弱音を吐くことがない。料理教室の食事中も、「センセーイ、こっちの蛋餅も食べて下さーい」、「魯肉飯をお代わりしませんか?」という声があちこちからあり、その都度テーブルを移動する忙しさ。
ワイワイ言いながら食べているうちに作った料理も殆ど無くなり、満腹感と達成感に浸っていたが、その余韻が残るなかで食器を洗い、調理器具の点検や清掃の後、料理教室は無事終了となった。台湾料理のグルメを自称する人にとっても、初めて台湾料理を体験した人にとっても、お腹も心も満たされた一日になったようだ。
西島秀俊代言家電 改當居家好男人
日本男星西島秀俊9日出席代言的家電品牌PANASONIC新品發表會,一改以往拍攝該品牌廣告的形象,西島秀俊此次在新廣告中,以居家好男人之姿展現商品所訴求的「提升居家生活空間價值」。西島秀俊在現場首次看到廣告片段時則不好意思地說,沒想到把私底下的自己也拍出來了,有點嚇一跳。

PANASONIC推出一系列以「日常生活中融入優質享受」的概念商品,像是洗衣機、冰箱和空調等家電商品上,不僅講究機能性,外型設計上也毫不馬虎,其中一款以「Cuble」命名的滾筒式洗衣機,便是以直線設計外觀增加時尚感,不同於一般滾筒式洗衣機的圓弧面設計,主打可以改變居家環境氛圍。西島秀俊在廣告中有一幕便是在設置這款新商品的洗衣間內閱讀,西島回想起拍攝情形也直說印象深刻,感覺就像可以邊喝咖啡邊看書一樣。此外,他也透露在拍攝期間,工作人員們紛紛表示想要添購這樣的洗衣機,西島笑說自己本來就喜歡洗衣服,如果使用這個新商品的話,應該會洗得更開心,可以考慮汰舊換新一下。


另外,西島也提到對自己而言,所謂日常生活中的優質享受為何,他解釋說自己算是個工作狂,工作充實之餘,也正是因為有個每天可以讓自己更加舒適的家做後盾,才可以讓自己感覺更加豐足。現場則有記者對去年底剛結婚的西島問關於小孩的事,西島僅微笑不語地離開現場。
目前此一系列新商品僅在日本國內販售,PANASONIC公關部表示不排除未來在台灣等海外市場販售。

駐大阪辦事處辦理四國地區行動領務服務活動
為服務旅日僑民,駐大阪辦事處領務組特別配合四國地區僑民活動,於9月5日前往香川縣善通寺市辦理行動領務服務,當天有來自香川縣、愛媛縣和高知縣等地的僑民到場,詢問關於護照換發、喪失國籍、回復國籍和文件驗證等事項,僑民們也對於駐處不辭距離遙遠到地方提供便民服務,感到相當感謝。


當天到場提供服務的駐處領務秘書鄭如君也和當地僑民就四國僑會組織進行意見交換,同時他也代表駐處向僑務促進委員的上島彩致意,感謝她於今年7月提供緊急救助,協助在四國旅遊遇上意外事故的台灣民眾,鄭如君也盼在日僑民今後可以繼續協助政府做好各項服務旅日台灣民眾的工作。
愛媛縣松山市產業經濟部國際交流擔當課長崎山吉繁亦到場宣傳和說明關於11月21日至22日在松山市城山公園舉辦的「2015第5屆愛園松山產業祭」,與會僑民則表示同意並計畫在會場設置小吃攤位,協助推廣聞名海內外的台灣美食。
横浜地区における日台重鎮3氏が一度に講演

日台経済文化交流協会(会長:上村直子)は9月4日、横浜市開港記念館にて講演会を開催した。このほど講演したのは台北駐日経済文化代表処横浜分処の粘信士処長、台湾貿易センター東京事務所の呉俊澤所長、横浜企業支援財団(IDEC)の牧野孝一理事長の3人。会場には同会のメンバーはもちろん、日台関係や台湾の経済などに興味を示す関係者ら約80人が集まった。

最初に講演した粘処長は、冒頭、今年が戦後70年ということに触れ、先日安倍首相が発表した戦後70年の談話に対し日本の政治学者・北岡信一氏が作成した提言書に、中華民国初代総統・蒋介石氏の「以徳報怨(いとくほうえん=うらみに徳で向き合う)」演説について書かれていたと発言。その上で蒋氏の同演説は日本の敗戦後、天皇制度の維持、ソ連の提案した分割制度への反対、戦後260万の軍民を日本国内に返還することを提起していると説明。さらに蒋氏は日本に賠償請求をしなかったと話し、「日台の友好関係はこの時から始まった」と回顧した。
粘処長はそのほかに、近年における台湾の国際関係発展や、台湾と中国の平和的発展、日台間の地方交流についてなどを説明。日台間で結んだ覚書(MOU)については現在58個あり、そのうち25個は台湾が馬英九政権になってから結ばれたもので達成率は43%であることを発表した。

また、呉所長も講演でMOU締結について言及。呉所長によると、日台間では2011年に経済やビジネスのMOUが次々に締結し、様々な面での枠組みが出来たという。そのなかでも地震などの災害発生時を例に挙げ、「日台関係を見るときに1999年の台湾中部大地震と2011年の東日本大震災が一つの要素になるが、地震などの災害の際に『日台民間投資取り決め』と『日台オープンスカイ協定』が役に立つ」とした。
なお、牧野理事長は毎年開催している「国際企業人材育成センター(ITI) 横浜研修」の概要を参加者らに説明し、参加した企業関係者らに、同研修生受け入れを呼びかけた。同研修は台湾貿易センターが運営するITIがIDECを窓口として、開催しており、ITI研修生は、日本企業での実務経験を通して日本のビジネス習慣や社会習慣、企業ルール、仕事の進め方や価値観、日本文化などを習得する。同研修は今年で10周年を迎えており、今までに横浜地区の企業で研修をしたITI研修生は217人にのぼる。卒業生217人のうち、6人は実際に横浜の企業に就職し、台湾で就職した研修生も台湾に進出している日本企業などに就職。日台貿易関係のビジネスに従事している。また、牧野理事長によるとIDEC事務局メンバーは今年の10月に訪台し、実際にITIを視察する予定。
2015年直木賞受賞作家・東山彰良のルーツ
2015年直木賞受賞作家・東山彰良のルーツ
日本で最も名誉ある大衆文芸賞である、直木三十五賞(通称「直木賞」)。このほど2015年第153回直木賞の受賞者が発表され、台湾出身で福岡在住の作家、東山彰良(本名:王震緒)さんの「流(りゅう)」がこの栄光に輝いた。東山さんは初めてノミネートで同賞を獲得、台湾人としては、邱永漢さん(1955年)、陳舜臣さん(1968年)に続く3人目の同賞受賞者となった。

選考委員の満場一致『奇跡のような受賞』
東山さんは8月21日、東京都内にて行われた第153回芥川賞・直木賞の贈呈式に、芥川賞を獲得した「火花」の又吉直樹さんと「スクラップ・アンド・ビルド」の羽田圭介さんと共に出席した。
祝辞を述べた直木賞選考委員の高村薫氏は、東山さんの受賞について「選考委員、全員がマークをつけた満点の受賞です。作品のジャンルや好みの異なった選考委員が口を揃えて絶賛することは普通ではありえないこと。奇跡なような受賞です。私としても、この10年間で『流』は文句なしのベストです」と称賛。選考委員の書評が発表された、「オール讀物(9月号)」でも、「活き活きとした表現力、力強い文章、骨太のストーリーテリング、(人生・青春・家族の滑稽と悲惨)を把握して全編に漂うユーモア、全てにおいて飛び抜けた傑作」(宮部みゆき)、「たしかに素晴らしい読書体験だった。治安や秩序が不安定な土地を舞台にした青春小説は、ダイナミックで破天荒で爽快で、作中に登場するファイヤーバードに乗っているかのような疾走感があった」(東野圭吾)など絶賛だった。
東山さんは同式で感謝の言葉を述べた後に、「直木賞は僕の平坦な作家人生に生じたすてきな不整脈のようなもの。やがて落ち着いていかないと作家としてのキャリアは終わってしまう。今日をピークとして、自分の作品の世界に戻っていきたい」と心境を話した。

同賞受賞で一躍、話題の人物となった東山さんは台湾新聞のインタビューに応じ、同書執筆の裏側や自身について語ってくれた。
家族の物語を書く意味
同作は、1970年代の熱気に溢れ混沌としていた台湾を舞台に、東山さんが自身の家族のルーツと向き合った書き下ろし青春小説だ。17歳の葉秋生(イエ・チョウシェン)は祖父が殺されているのを発見する。殺人事件を通奏低音に無軌道な秋生の青春を描き、やがて事件は中国の国共内戦の過去につながっていく。
東山さんは、5歳まで台湾で育ち、父親の仕事の関係で5歳のときに一度広島に移り2年ほど滞在。その後、一旦台湾に戻るも父親が福岡で再就職し、9歳のときに再び日本に居住。その後はずっと福岡で生活している。日本移住後も、子どもの頃は夏休みになると必ず台湾へ帰り、約1ヶ月を台湾で過ごした。
「僕は、中国出身の祖父の物語をいつか書きたいと思っていたが、中国にはあまり行ったことがないし、現地の空気感がよく分からない。しかし台湾の1975年前後であれば、自分が肌感覚として良く知っている街なので、華人圏を舞台に小説を書く練習のつもりで、舞台を知っている街(台湾)に、主人公のモデルを台湾で育った父親に設定し、書き始めた」と執筆の動機について話した。東山さんによると、同作の内容は、東山さんの父親の体験などを参考にした部分も多く、小説でありながらも、ノンフィクションの部分が混在している。
東山さんは、受賞決定直後の7月16日に都内で行なわれた記者会見で、家族の物語を書く意味について、「たとえば子どもの頃は台湾と日本を行ったり来たりしていたんですけれど、どちらにいてもちょっと『お客さん感覚』というのがあって、そこの社会になかなか受け入れられないところがあったのですが、やっぱり家族は自分の確固たるアイデンティティが持てる場所ということで、後付けになりますが、もしかしたらそんな思いでこの小説を書いたのではないかと、今は思っております」と話した。
家族こそが確固たるアイデンティティだとする東山さんには、現在、日本人の奥さんと大学2年生の長男、中学3年生の次男という家族がいる。
息子たちの同作への感想を尋ねると東山さんは「実はまだ子供たちは同作を読んでいないのです。受賞式にはきてくれたのですが。でも、本は強制して読ませるものではないので、子供たちがそのうち自然に手に取って読んでくれると嬉しいですね」と思いを述べていた。
奥さんについては「私と同じで台湾の美味しいものが大好きなんです。家でも台湾料理を作ってくれます」と、仲睦まじい家族である様子が伺えた。
作家を目指すきっかけは1人のミュージシャンとの出会い
そもそも東山さんはなぜ作家を目指したのだろう。
東山さんの人生の変えたのは2000年。この年、吉林大学経済管理学院博士課程の博士論文を書いていた東山さんは、なかなか指導教授のOKがもらず、学位を取得することが絶望的な状況に陥ったという。学位がなければ大学へ就職することは不可能であっため、アルバイトで通訳や、レストランの皿洗いで収入を得た。
そんな状況の中、ちょうど東山さんの次男が誕生し、養うべき家族が増えた。さらに職業について悩むようになった東山さんは、その年の夏に台湾に帰国し運命の出会いをした。出会った相手は台湾のロックバンド伍佰&China Blueのキーボード担当、余大豪さんだった。
東山さんは、彼らが若い時に音楽だけで食べていけなくって苦労した話しを聞き、そして2000年当時の活躍を目の当たりにし、「自分は人生で打ち込んだことってなかったな」と思わされる。そして2000年の12月、家族が寝静まった夜更けに1人でパソコンを立ち上げ、準備も計画もないまま、小説を書き始めた。これが作家人生の始まりとなった。
「元々、作家になるつもりはなく、本当にやりたかったのは音楽。音楽がすごく好きなので、もし僕に楽器が出来たり歌が歌えたりしていたらそっちの方面にいったかもしれない。残念ながらそのようなことは全く出来ないので、その、もやもやドロドロしたものが文章になって出てきたという感覚です。僕に出来ることをやった、それが文章でした。余さんに出会ったことが、(作家を目指した)1つのきっかけです」(東山さん)
余さんは、8月の頭にも家族を連れて福岡にいる東山さんを訪ねて遊びに来るなど、いまでも付き合いのある大切な友達だという。
東山さんが語る日台の関係
日本と台湾の両国にルーツをもつ東山さんに、今の日台関係について訪ねてみた。
この問いについて東山さんは「少し前の韓流ブームはアイドルやドラマがブームを牽引していたとおもうが、最近の台湾ブームはもっとベースの深い部分で台湾を気に入って頂けているという印象をもっています。何かに乗っかって台湾に向かっているのではなく、徐々にひとつの定番として台湾が立ち上がっているような気がする。もちろん願望もあるが、台湾が海外へいくときの強力な選択肢になるといいと思う」との考えを示し、「とても嬉しいことです」と話した。
また、同作の中では日台の歴史的な確執のことなどについて触れられているが、東山さんによると、「このような歴史について知らなかった」という日本人読者が多く、目新しくこととして映っているという。「もし同作が中国語に翻訳された場合は、台湾人にとっては、(同作に描かれた歴史的事実は)まったく目新しくない、ほとんど常識に属するような出来事です。同書を読んで頂くことが、そこの日台間のギャップ、隙間を埋める手助けになるかもしれない」と話し、同作の可能性を感じさせた。
このほど直木賞を受賞し、より多くの日本人の目、そして心に触れる機会を得た「流」。これにより、台湾の背景や本質に触れることがなかった日本人も、この極上のエンターテインメント作品を通じ、台湾という国におのずと興味を持つかもしれない。「流」が日台の間で、今までとは異なった新しい形の「交流」をもたらすことに期待したい。
早くも出版が期待される中国語翻訳版
東山さんの「流」の直木賞受賞という吉報は台湾のニュースでも大きく取り上げられた。また、来年の時期総統選挙に立候補している民進党の蔡英文主席も、同作の受賞が決定した翌日の7月17日、自身のFacebookで同作についてコメントを投稿した。蔡主席は「同作は、さらに多くの台湾人にこの土地で起こった歴史の傷跡と故事を知らせることとなる。これにより、さらにお互いを思いやることが出来るだろう」と、同作の中国語翻訳版の一刻も早い出版に期待を示した。

東山さんによると、同作の中国語翻訳版については、現在日台の出版社同士で話し合いを行っており、すでにいくつかの台湾の出版社が、一部分だけ翻訳したものを提出してきているそうだ。「近いうちに形になればいいなと思っている」と話す一方、東山さんには翻訳について少し不安もあるという。
「中国語を話すのは問題ないものの、読むのは骨が折れるし、捉えきれないため、台湾の小説も日本語に翻訳してあるものを読みます。なので、自分自身で中国語に翻訳するのは無理ですね。圧倒的に語彙が少ないです」(東山さん)
台湾の出版社が送ってきた翻訳のサンプルも、東山さん自身ではなく、東山サンの両親が替わりにニュアンスが合っているかなどの確認をしてくれているという。
なお、翻訳版の出版はまだ予定が定まらないが、次回作は既に書き終わっており、来年にも出版される予定だ。作風も同作とは全くことなるSF小説だという。
「小説を書き続けるのが当面の大目標です。素敵な読書体験ってゆうのは、時間を忘れて自分が一瞬でもその物語に入り込めるものだと思う。もし読者の人にとって、日常な煩雑なことを一瞬でも忘れて頂ければ僕はいうことがない」(東山さん)
«日本・舞台紹介»戦国シェイクスピア『BASARA~謀略の城~』
«日本・舞台紹介»
戦国シェイクスピア『BASARA~謀略の城~』
チョンマゲ群団は9月10日より13日まで、スクエア荏原ひらつかホールにて舞台「戦国シェイクスピア『BASARA~謀略の城~』」を上演する。
同舞台は、現在では和希太平のライフワークの一つにもなっている「戦国シェイクスピア」シリーズの第一弾として、シェイクスピアの「マクベス」を日本の戦国期の武将に置き換え書かれた作品。GREEN FESTA2013年度「GREEN FESTA賞」も受賞している。
悪名高い戦国武将「松永弾正久秀」をマクベスになぞらえ、マクベス夫人となる妻「艶の方」と共に運命(魔女)に翻弄され、二人の愛は悲劇の結末をむかえる。
<期間>
2015年9月10日 (木) ~2015年9月13日 (日)
<公演日・開演時間>
9月10日(木) 18:30
9月11日(金) 14:00/18:30
9月12日(土) 13:00/17:00
9月13日(日) 14:00
※上演時間 約2時間10分
<チケット>
・全席指定(S席):6,000円
・全席指定(A席):5,500円
・自由席:4,800円
※購入はConfettiで受付
カンフェティチケットセンター:0120-240-540
詳細はこちら→http://www.chonmage-g.com




















































