新竹県の小学生、九州で客家の舞を披露

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福岡市長の高島宗一郎氏
福岡市長の高島宗一郎氏

 福岡市で7月21日、「アジア太平洋こども会議イン福岡」が開催された。異文化との直接交流を通し、子供達の笑顔溢れる世界を実現しようというのが狙いで、福岡市の天神中央公園に設けられた舞台やブースでは、32の国や地域の子供達が母国伝統の歌や踊りを披露した。開会式では主催者代表の麻生泰氏が「様々なパフォーマンスに歌ったり踊ったりして楽しい時間を過ごして欲しい」と挨拶。福岡市の高島宗一郎市長は「ホストファミリー、関係者の尽力に感謝したい。福岡はアジアに一番近い街。イベントを通して、子供達が違う国の子供達と触れ合い本当の友情を築いて欲しい」と述べた。
舞を披露する新社国小の生徒
舞を披露する新社国小の生徒


 台湾からは新竹県竹北市新社国小の小学5年生ら6人が招かれた。イベントのトップバッターとして登場した生徒らは、新竹の文化を知ってもらおうと客家の伝統芸能である「客家ライオンダンス」を披露。台湾の中でも客家文化が多く残されていることで知られる新竹県。生徒達は、華麗でリズミカルな舞で、訪れた見物客を魅了、大きな拍手を浴びた。舞台に合わせて5ヶ月間練習したという生徒達は「緊張したがノーミスで終えることができた。これまでの練習の成果が出せた」と満足げな表情で話した。引率した新社国小の范美琴先生は「多くの観客の前で緊張感もあったと思うが、舞台の上で数ヶ月間の努力を存分に発揮してくれた。機会を与えてくれた主催者に感謝している」と話した。