周東寛さんの講演会、カラオケやトークで大盛況

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周東寛先生
得意のカラオケと踊りを披露する周東寛先生

~第7回健康まつりが開催~
 健康友の会「ふれあい」主催の健康まつりが8月9日、埼玉県越谷で開催された。今回で7回目を迎えた健康まつりは、多数の著書やテレビ出演で有名な台湾人医師の周東寛さんが主演を務めた。おなじみのカラオケやトークでは会場からの爆笑が響きわたり、健康に関する独自の講演会では、医師ならではの実のある内容の話に、当日訪れた300人の参加者はいつもながらも大盛況だった。
 今回の健康まつりは、キングレコードの澤壱郎さん飯田和子さん、徳間ジャパンの岩城一郎さんなどプロの歌手と一般参加者によるカラオケのステージからスタートした。終盤には周東先生お得意のカラオケ3曲が着物姿で披露されるなど、歌って踊る周東先生に会場では大きな拍手が湧き起っていた。
続いて周東先生による「健康第一、早期発見と治療 元気で行こう」と題する講演が司会者の松村勲氏とのトークショー形式で行われた。ユーモアを交えた講演会では「人生、目標をもっていこう」とする長生きの秘訣や「糖尿病に効果がある玉ねぎ療法」、「熱中症の予防について」、「命の長短は養生次第」をテーマに、直ぐにイライラする人より、温和な性格の人の方が長生きの傾向にあるとする興味深い話を披露した。周東先生ならではの駄洒落とジョーク連発のトークショーでは会場のあちこちから笑いがでていた。また、呼吸器を専門とする周東先生ならではの肺気腫などCOPD(慢性閉塞性肺疾患)予防の話、MRIやエコーなど各種検査機械の説明なども行われた。なかでも興味深かったのは「症状は100人100様、周囲の話より先ずは検査を受ける事が大事」とした話で、皆興味深く聞き入っていた。続いて行われた「体に出来る各癌細胞の説明」では、いかに予防するかといった濃い内容の説明だった。
実は、今回の健康まつりは30分遅れで始まった。会場に向かう途中、周東先生が偶然にも急病患者の発生現場に居合わせ救急処置を施したため。医師ならではの責任ある行動である。氏の人となりがうかがい知れる一幕でもあった。
続いて周東先生が描いた絵画「三春しだれ桜」のフランス芸術最高勲章受章および出版記念講演会、懇親会も行われた。
Dr周東寛…台湾・高雄出身、1978年昭和大学医学部卒業、1980年博士号取得、1990年越谷市に医療法人健身会設立、理事長に就任。現在、埼玉台湾総会名誉会長。カラオケを趣味とし、書籍や絵画の執筆にも精を出し、TV番組にも多々出演。まさに何でもこなせるマルチな医師。座右の銘は「何事も元気はつらつ百歳まで」。