華流映画で国際交流 ー『台湾映画祭』福岡市で開催

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 台湾の文化、生活模様が描かれた映画を上映する「台湾映画祭」が福岡アジア美術館で開催された。福岡市主催「アジアフォーカス・福岡国際映画祭」の協賛企画で、今年が3回目。2001年から今年までの間に台湾で上映された人気6作品が公開された。

 9月13日に行われた開会式では、毎日新聞西部本社の野沢俊司編集局次長が「昨年3月の地震で日本は台湾から多くの義援金や支援をいただき、台湾への親近感は深まっていくばかりだ。台湾は福岡から直行で2時間、映画祭には福岡台湾間の交流を映画を通じて更に深め、広げていきたいという願いを込めた」と挨拶。

 台北駐福岡経済文化弁事処の曽念祖処長は「映画祭への出品作は台湾で大ヒットした作品ばかり。映画を通して台湾の文化や風土、習慣を知っていただき、台湾を身近に感じてもらえたら嬉しい。特に、『南国日和』は東日本大震災を題材にした作品で、日本と台湾の深い絆を感じられるはずだ」と来場者に映画祭の見所を語った。

 今年は「海角七号/君想う、国境の南」(2008年)「モンガに散る」(2010年)「父の初七日」(2009年)「一万年愛してる」(2010年)など台湾での大ヒット作がラインナップされ、質、話題性ともに注目度の高い映画祭となった。会場には台湾を紹介するパンフレットも用意され、台湾観光のPRも行われた。