ビジネス派遣団、台北・南港インキュベーションセンター訪問

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挨拶を行う福岡県・吉田氏
挨拶を行う福岡県・吉田氏

日台ビジネス活性化を目指し、九州の企業で結成されたアジアビジネス訪問団が、台湾を訪問。台北市の南港インキュベーションセンターを訪れ、センターに入居する台湾企業の経営者らと交流を図った。南港インキュベーションセンターには、台湾のアプリ制作・開発会社が多く入居。引率した福岡県商工部の吉田憲和・新事業展開支援室長が「この度、訪問団を受け入れてくださった関係者の皆さんに感謝したい。今回は最新の動向を視察するために訪れた。台湾とのビジネスのきっかけ作りをしていきたい」と挨拶した。

説明する徐氏
説明する徐氏

台湾側からは財団法人資訊工業策進会の徐誌謙氏が「参加者の皆さんには台湾のデジタルコンテンツ事業について更なる認識をいただければ幸いだ。センターは台湾の中小企業を育てるのが一番の目的で設立され、入居企業は約60社、外国企業が9社、日系企業も1社入っている。設立して12年になるが、これまで国内の様々なコンテストに参加し、海外からも賞をいただいた。海外のインキュベーションセンターとの交流を図ることで世界に出ていきたい」と述べた。

真剣な表情の参加者
真剣な表情の参加者

入居企業からは燃點科技股份公司の李錦恒氏が「以前は他の会社に勤めていたが、より難しいゲームを作りたくて起業した。弊社ではモバゲーを主に制作しており、アイデアや品質を大事にしている。自分も熱いゲームプレーヤーで、その観点からも我々のゲームは『プレイヤーを驚かす』という目線で作られている」と自信たっぷりに語った。また、アプリ開発の担当者らもスピーチを行い、参加した日本側の担当者らは真剣にメモを取るなど、台湾デジタル業界の技術に驚きの表情を見せていた。

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