行政院林全院長が辞任、後任は台南市頼市長が

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行政院の林全院長がこのほど辞任を発表した。台湾メディアが伝えた。9月3日に行われた国家安全会議後に、蔡英文総統に辞表を提出したとみられる。

林全院長(中央)・林錫耀副院長(左)・陳美伶秘書長(右)辞任発表、記者会見の様子(写真提供:中央者)

今日4日に開かれた記者会見で林院長は、今年6月にはすでに蔡総統に辞任の意と後任についても話していた事を明らかにした。林院長は基礎建設計画などやるべき任務はすでに完了していると強調。さらに、辞任後は、政府部門に関わる全ての仕事を一切引き受けないと主張している。

なお、同8日には林院長より後任の最有力者である台南市の賴清德市長に引き継ぐとされているが、あす5日に、蔡英文総統が記者会見で発表する予定だ。

また、台湾メディアによると、行政院のしきたりにより、林錫耀副院長及び陳美伶秘書長も同時に辞職するため、頼市長が適任を選出するとされている。22日より始まる立法院新会期に合わせ、遅くとも15日以内には国会に報告するという。

林院長が院長に就任してより1年3ヶ月。これまで、一例一休や年金改革、税改法案など数々の政策推進に尽力してきた。就任となった使命として、政権移転で業務を安定させる事、蔡総統の政策を着実に実行する事、努力して政見の価値観と精神を貫く事を念頭に置いていたという。

 

(2017/9/4)