「COMPUTEX2020」が初の中止

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「COMPUTEX2020」の開催が中止(写真提供:自由時報)

例年台湾で開催されるICT(情報通信技術)産業の見本市「コンピューテックス」(台北国際電脳展=COMPUTEX)の2020年の開催が中止となった。主催の台湾貿易センター(TAITRA)が6月12日、発表した。中止は1981年の初開催以来初めて。
 COMPUTEXは、世界有数のICT産業分野の主要展示会。2019年は171カ国、約4万2000人のバイヤー、約1000人のメディア関係者らが来場し、出展者は30カ国、1685社規模を誇る。

今年は台北市内で6月2日~6日の期間の開催予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で9月28日~30日に延期する事が3月下旬に発表されていた。しかし主催者はこの延期も中止した。

理由について、「海外の出展者やバイヤー、メディアなどが予定通りに来られない可能性などの不確定要素があるため」と説明。TAITRAは「台湾内での感染状況は落ち着いている」としながら、「諸外国からの入境制限緩和の時期は不透明」との現況を考慮したとみられる。

関係者によると、「大企業は自社で新製品のオンライン発表会の開催が可能のため、COMPUTEX中止による影響は限定的」とする一方、中小企業にとっては、「新製品のPRにおいてCOMPUTEXが果たす役割は大きい」と指摘する。事実、これまでのCOMPUTEXで「四半期や半年分の注文を獲得できた」ケースもあったという。さらに「海外のバイヤーと接触する機会が減れば中小企業の輸出の業績に影響が出る」と懸念している。