オールジャパン学生ゴルフで台湾選手がホールインワン!

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台湾選手が参加して国際的な大会となったカンサイカップ

若手育成をめざす「カンサイカップ・オールジャパン学生トーナメント2020」が10月29日、30日に福岡県那珂川市の筑紫ケ丘ゴルフクラブで開催され、台湾から日本経済大学に留学中の呉心瑋選手が13番ホール(パー3、180ヤード)でホールインワンを達成し、忍田 勉大会会長(カンサイホールディング社長)から特別表彰を受けた。

忍田大会会長(左)から特別表彰を受ける呉選手

昨年の同大会には台湾から10人の大学・高校生選手が招待され、ベストテンに3人も食い込むなど、高成績を上げるとともに、マナーの良さが話題となり、今年も10人を招待することが予定されていたが、新型コロナ感染症の影響で来日が困難となったため、日本に留学中の台湾選手を招き、昨年に続く国際大会となった。

また、同大会はこれまで上位3選手をオーストラリアのPGAツアーに送って国際試合の経験を積ませるなど、男子の若手選手の育成に貢献してきたが、第7回を迎えた今年初めて女子学生11人がオブザーバー参加して男子と同条件でプレイするなど、中学生から大学生まで総勢104人が出場する大規模な大会となった。

忍田大会会長は「今回はコロナ禍の中で実施するかどうか迷ったが、特に学生の試合数が少ないこともあり、何とか若い人にチャンスを提供すべく開催に踏み切った。また台湾から昨年のような多くの選手が参加できなかったことは残念だったが、台湾を代表する呉選手が大会創設以来初めてのホールインワンをしてくれたことは、台湾とカンサイカップの何かの縁だろうと感じている。両国の若い選手が切磋琢磨して技術を磨き、交流を深めることによって若手育成という大会の主旨が達成できると思っている。来年はぜひ大勢の優秀な選手に参加してもらいたい」と述べた。

また、九州学生ゴルフ連盟の比田勝真一常務理事は「カンサイカップには台湾をきっかけに、更に多くの国々の選手を招いて、国際的なレベルを持つ選手の育成に貢献してほしいと願っている。それと並行して、九州と台湾の深い関係を考えた時、男女の『日台国別対抗試合』を実現したいと考えている」と夢を語った。

選手の力強いスイング選手の力強いスイング(右上は表彰式で挨拶する忍田会長)