台湾統一に改めて意欲~辛亥革命110年記念式典で習主席

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習近平国家主席(写真提供:中央社)

中国は10月10日に辛亥革命から110年を迎える。これを記念して10月9日、北京の人民大会堂で記念式典が開かれ、習近平国家主席が演説した。「孫文の最も忠実な後継者は中国共産党である」として党の正当性を主張した。そして「台湾問題は純粋な中国の内政であり、いかなる外部からの干渉も許さない」とした。さらに「中国人民の国家主権や領土を守り抜く不屈の決心や強大な能力を見くびるな」と強調し、台湾の蔡英文政権との連携を強めている米国などを牽制した。

習氏は、再統一に向けた最大の障壁は「台湾独立を掲げる勢力」との見解を示し「自分たちの祖先を忘れ祖国を裏切り国家の分裂を図る者たちに良い結果がもたらされることはないだろう」と警告した。

台湾と中国本土は、国共内戦が70年以上前に終結して以降、別々に統治されてきた。しかし現在の中国政府は、台湾を自国にとって不可分の領土の一部とみなし、香港で適用している「一国二制度」を政策としている。台湾をめぐる議論は中国の内政問題の一つであり「外部からの干渉は認めない」と付け加えた。さらに「台湾が平和的に再統一されるのを望む」と述べた。

また「平和的な方式で祖国統一を実現する事が台湾同胞を含む中華民族全体の利益に最も合致する」として台湾統一を強調。「台湾独立の分裂は祖国統一の最大の障害で民族復興の深刻な危険である」と非難した。さらに「平和統一と一国二制度の基本方針を堅持する」と改めて強調し、一つの中国原則及びそれに基づく「1992年コンセンサス(合意)」を挙げ「両岸関係の平和発展を推進する」とした。

辛亥革命は、1911年(辛亥の年)10月10日に中国武漢の武昌で起きた武装蜂起をきっかけに、清朝を倒して中華民国を建国した。