台湾、新型コロナ軽症者の隔離義務を免除~3/20から

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台湾は3月20日から、軽症者の隔離措置を免除(写真:中央社)

台湾中央防疫センターは3月9日、台湾域内の新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いているのを受け、3月20日から軽症者の隔離措置を廃止すると発表した。軽症者は自主健康管理を行うことが推奨され、期間に検査で陰性となった場合や、陽性となった日から10日が経た場合は自主健康管理期間が解除される。

自主健康管理期間は、症状がある場合には家で待機し、不必要な外出を控えることが推奨される。無症状または症状軽快(解熱から少なくとも1日)後は安心して外出できる。期間中に外出する際はマスクの常時着用が求められ、社会的距離が保てない場所への出入りや、不特定の人と近距離で接触しやすい場所への出入りを控えることが推奨される。会食や集会などへの参加自粛も求められる。

また、学生が軽症となった場合には、発症日からの5日間に自宅待機が推奨され、陽性証明を提出すればこの5日間は出勤日数に数えないとする。保護者にも子供の看護として、休みを取ることが許される。

一方、同日から26日までの7日間は猶予期間とし、検査日が19日以前の感染者については、従来の措置を適用することが可能。

台湾メディアによると、台湾では2020年1月15日、新型コロナウイルスの対策に必要な感染症類別を「第5類感染症」に分類。感染者に対する強制隔離を始めていた。今回の措置は、開始から1159日を経て軽症者の隔離が撤廃されることになった格好だ。

なお、同センターは「この自主健康管理は「推奨」の性質であるため、罰則はない」と説明した。