台湾エキスポが開幕 日本企業の投資に期待

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記念写真

中華民国対外貿易発展協会(TAITRA)や台湾経済部国際貿易署が主催する「台湾エキスポ2023」は11月9日、東京で開幕された。同協会によると、今回の規模は史上最大で、台湾から135社の商品が集まり、日本に台湾製造の高品質や台湾の魅力を魅せた。

まず登壇したのは、日本で高い人気を得る台湾チアリーダーズ「クラシック・ガールズ」のリンシャンさんとチュンチュンさん。熱いパフォーマンスを披露して会場に魅了させた。

王美花経済部長(左から4)、黄志芳董事長(右から4)とチアガールが来日

開幕式に出席した王美花経済部長は日台間の経済交流の歴史を振り返り、両国の産業連携は日増しに緊密になっているとの認識を示した。王氏は半導体受託生産世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県での工場成立について「これにより、日本の各界が台湾の産業への理解を一層深め、規模は小さいながらも優れた実績を持つ『隠れたチャンピオン』の日本企業の台湾への投資を後押ししており、日台双方に有利な協力の傾向だ」と語った。

謝長廷駐日代表

TAITRAの黄志芳董事長は「日本台湾交流協会による民意調査で、台湾人が一番好きな国は日本で、台北駐日経済文化代表処による調査からも、日本人が一番親しみを覚える国は台湾だ」とし「日本と台湾は民主主義の価値観を共有し、互いに助け合うように、両国は経済貿易においても緊密な関係を築いた」と話した。

また謝長廷駐日代表は「展覧を通じて、台湾の多様性と創造力を示したい」とし「日本と台湾は少子高齢化社会に進んでおり、今回展示されるAI、IoT、デジタル技術などを活かして社会問題を解決したい」と述べた。

説明を聞く謝代表

非政府組織(NGO)中華文化総会はデジタルをテーマにしたブースを設置し、台湾で普及するスクーターシェアリングや電子レシートなどを紹介。文総の喻小敏副秘書長は報道資料を通じ「台湾の友人である日本の人々に、豊かで多様性のある台湾の姿を知ってもらい、テクノロジーと共にある台湾の日常を体験してほしい」と語った。